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創業から48年、北九州のソウルフード

1976年、福岡県北九州市で開業した『資(すけ)さんうどん』。北九州のソウルフードとして、福岡を中心に九州・中国エリアまで展開している。それ以東に住む方にとっては、名前は聞くけど食べたことがない人が多いだろう。

長いごぼうの天ぷらに、少し甘めに煮込まれた牛肉がのった「ごぼ天うどん」をはじめとする「うどん」、特製ダシで煮込む「おでん」「ぼた餅」など、100種類以上の豊富なメニューで、数多くの人を魅了してきた。

その歴史は、大西章資さんが知人からうどん店を譲ってもらったのがはじまり。核となるダシが完成したのは、何種類もの材料を組み合わせ、試行錯誤を重ねること約2年。そのダシを使ったうどんが評判を呼び、『資さんうどん』の名が付いたのは創業から数ヶ月後のこと。大西さんの名前から一字取り、みんなが親しみやすい店名として付けられた。

それから店舗数を増やし、会社化。1995年に北九州市外に初進出を果たすと、2009年に下関市で山口県初進出店をオープン。それを皮切りに、福岡都市圏、福岡市へ出店を進めた。

福岡進出時、博多うどんの味に合わせたほうがいいという意見もあったそうだが、大西さんは、これまで北九州で愛されていた『資さんうどん』の味を貫いた。その味は大西さんが亡き今も受け継がれている。

そして、2023年11月、65店舗となる大阪市鶴見区の「今福鶴見店」がオープン関西地方・大阪初出店を果たした。ついに、資さんうどんが大阪にやってきたのだ! 埼玉在住、東京で働く僕にとってはなかなか食べられない『資さんうどん』。地元・大阪なら帰省時に食べられる! ということで、行ってきました。

『資さんうどん 今福鶴見店』
『資さんうどん 今福鶴見店』

2024年、年明けのある日、18時過ぎに行くと、長蛇の列。年明けうどんとして食べに来たのか、おせちもいいけどうどんもねなのか、想像以上の人気ぶりだ。僕のような、帰省がてら初体験という方もいるのかもしれない。

店の外でしばらく並び店内へ入ると、ダシやカレーのいい香りが漂う。お腹が空いてきたぞ。そして、席に着き、タッチパネルで注文を進める。ここはやはり、名物の「肉ごぼ天うどん」をチョイス。「ミニ丼セット」にし、丼では人気No.1「ミニカツとじ丼」を付けた。そして“うどん前”に楽しむべく「おでん」も頼んだ。

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念願の「肉ごぼ天うどん」と初対面!...
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編集部えびす
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