美味しいふきのとうの見分け方 スーパーで購入する場合でも、採取する場合でも、つぼみが硬く閉じているものを選ぶことは必須です。また、切り口に黒ずみがないもの、外皮にツヤとハリがあるものを。 茶色くなっている外葉があれば取り…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:ふきのとう
難易度:★★☆☆☆
春の訪れを告げる山菜です
ふきのとうは、ふきの花のつぼみの部分で、花が咲いて受粉が完了すると40~70cmほどにまで成長して、最後はたんぽぽのように綿毛が付いた種ができて種を拡散させます。
食用とされるのは花が咲く前のつぼみの状態のときです。地下茎から伸びる葉の部分がふきで、葉柄(ようへい)の部分を食用とします。
旬の時期は2~3月頃。雪解けとともにいっせいに芽吹きます。そのため、里山で一番早く食べることができる山菜ともいわれています。山間部などの寒い地域では4~5月頃でも収穫することが可能です。
好天が続くとあっという間に花を咲かせてしまうので、野生のふきのとうを採取できる期間はきわめて限定的です。
芽吹いたばかりのつぼみのときにはえぐみや苦味も少なく、香りもさわやか。つぼみが開き始めると苦みやエグミが強くなります。
ちなみに、ふきのとうにはフキノトキシンという毒素が含まれているので生食するのは避け、調理前には水にさらしたり、塩を少し加えた熱湯で茹でるなどして、しっかりアク抜きをしましょう。また、アク抜きをすると苦味やえぐみも減らすことができます。
下処理をしたふきのとうは冷凍保存も可能なので、たくさん採取できたときにはぜひ冷凍保存を!
ふきのとうは、天ぷら、ふきのとう味噌のほか、炒め物、パスタの具材など、幅広い料理に使える食材です。河川敷など身近な場所に自生しているため、散歩がてら、ふきのとうを採取して、いろいろな料理に活用してみてはいかがでしょうか。
美味しいふきのとうの見分け方
スーパーで購入する場合でも、採取する場合でも、つぼみが硬く閉じているものを選ぶことは必須です。また、切り口に黒ずみがないもの、外皮にツヤとハリがあるものを。
茶色くなっている外葉があれば取り除き、根元が黒ずんでいる場合は切り落としましょう。
ふきのとうの注目栄養素
苦味成分である「植物性アルカノイド」には、デトックス作用があるといわれています。老廃物の排泄を助ける働きを持つカリウムも豊富に含まれているため、冬にたまった体内の老廃物の排出をサポートしてくれます。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。