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横浜の「浜なし」約2万2000個分のフードロスを削減

同製品には横浜産の「浜なし」のみを使用しているが、第1弾に選んだ理由はなんだったのか。

横浜にある「浜なし」の農園 画像提供:キリンビール株式会社

「氷結は誕生から果実のみずみずしいおいしさを大切にしているブランドでした。その為、
みずみずしくて甘みのある浜なしは、非常に相性が良かったですね。キリンビールの発祥の地が横浜だったので、同じエリアの梨であったことにもご縁を感じています。横浜の梨生産量は約1440tほどですが、通常年で流通量の5%ほどが廃棄、多発年だと20%程度の廃棄が出る状況でした。当商品によって、浜なし約2万2000個分のロス削減を目指していましたが、今回早々にその目標を達成することができました」(山岡さん、※データは横浜市のホームページ参照)

今後は廃棄予定の果実を年間 150t削減を目指す

地域の果実農家の支援と認知拡大、そして各地のおいしい果物を味わってもらうことを目的に、これからも対象となる果実はすべて地域特産のものを使用する予定だ。

「今後のキリン氷結mottainaiについては、現在企画中ではありますが、同様にフードロスを減らし、いつも支えられている農家の方々に貢献できる商品を予定しております。継続して全国の果実農家さんを支援し、2027 年には廃棄予定のモッタイナイ果実を、年間 150t削減することを目指していく予定です」(山岡さん)

中高年に加え若年層とも親和性が高いとされる「キリン 氷結」シリーズ。気軽に社会貢献が叶うおいしさを兼ね備えた製品が浸透することで、SDGsに対する意識がもっと高まっていくのではないだろうか。

「キリン 氷結mottainai 浜なし」画像提供:キリンビール株式会社

■「キリン 氷結mottainai 浜なし(期間限定)」
発売地域:全国
容量・容器:350ml缶、500ml缶
価格:オープン価格(350ml缶1本の想定価格は税込み179円、500ml缶は同240円)                                    
アルコール分:5%

文/中村友美
フード&トラベルライター。東京都生まれ。美術大学を卒業後、出版社で編集者・ディレクターを経験し、現在に至る。15歳からカフェ・喫茶店巡りを開始し、食の魅力に取り憑かれて以来、飲食にまつわる人々のストーリーに関心あり。古きよき喫茶店や居酒屋からミシュラン星付きレストランまで幅広く足を運ぶ。趣味は日本全国の商店建築巡り。

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中村友美
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