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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・浅草のロシア料理店『浅草マノス』です。

日本の料理人の手を経てごちそうに昇格したロシアの家庭料理

「ボルシチはビーツが入っているスープの総称なんですよ。家庭料理なので、それぞれの家ごとに作り方も違う」。そう教えてくれたのは、浅草で50年以上続くロシア料理店の2代目・川村さんだ。

浅草生まれの浅草育ち、フレンチでも経験を積んだ川村さんが作るボルシチはレストラン仕様で少しリッチ。牛でとったブイヨンをベースに、じゃがいも、玉ねぎ、キャベツにビーツと野菜たっぷり。そこに上品に切った牛のほほ肉が入っている。

ボルシチスープ 900円

『浅草マノス』ボルシチスープ 900円 ランチのコースでも、単品でも食べられる

「父の代からのレシピを大事にしつつ、食材はその時々でいいものを選んで使います」という。

そのまま飲めば煮込んだ野菜が口の中でほどける癒しの味。上にかかったサワークリームを混ぜると、酸味とコクが立ち上がり、立体的な味に変化する

食べ進むほどにほっとするこのスープ、まさに昭和の名店がずっと守り育てたごちそうだ。

『浅草マノス』

浅草『浅草マノス』

[住所]東京都台東区雷門2-17-4
[電話]03-3843-8286
[営業時間]11時半~14時LO、17時半~21時LO
[休日]火
[交通]地下鉄銀座線ほか浅草駅2番出口から徒歩3分

▶おとなの週末2024年8月号は「日本の夏、うなぎの夏」

おとなの週末2024年8月号

撮影/貝塚隆、取材/岡本ジュン
※2024年3月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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