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湯河原の名店『らぁ麺 飯田商店』といえば、極めて予約が困難なことでも有名な超人気店。業界最高権威の「TRYラーメン大賞」で4年連続1位を獲得したうえで殿堂入りとなったレジェンド店である。横浜 DeNA ベイスターズと飯田商店が共同開発した「すたぁ麺」は、横浜スタジアムの「濱星商店」でしか食べられないスペシャルメニュー。その実食レポートをお届けしよう。

野球観戦にぴったり! おつまみにもなる鶏塩まぜそば「すたぁ麺」

「すたぁ麺」(1400円)は、横浜スタジアム5ゲート近くにある「濱星商店」で販売中。6月27日の発売以来、常に大行列ができる名物フードに!

「子どもから大人まで、幅広い世代に楽しんでもらえる新しいベイスターズフードが作りたい」。そう考えた横浜ベイスターズの飲食部員が白羽の矢を立てたのが、神奈川県湯河原町が誇るレジェンド、「飯田商店」の飯田将太店主だ。

同店は毎週ネットで予約受けつけがスタートされるやいなや、瞬殺で席が埋まってしまう超人気店。首都圏の本当にうまいお店を選出する「TRYラーメン大賞」で4年連続第1位を獲得し、殿堂入りを果たしている。

共同開発はスタートしたものの、厨房の小ささや麺のゆで加減の制限、客席まで運んで食べるという特性などによって、開発は難航を極めたという。早い段階でスープのない「汁なし」に絞り、まぜそばには欠かせないおいしい麺を探すことに。

麺に並々ならぬこだわりをもつ麺オタク(!?)の飯田店主が選んだのは、「なべやき屋キンレイ」による国産小麦が香る太麺だ。

炙りベーコントッピングし、ブラックペッパーをたっぷりひいて「すたぁ麺」を完成させる飯田店主

「途中、ダメなんじゃないかと何回も思いましたが、試行錯誤を経てやっと完成しました。こだわったのは、丼の中の一体感。野球を観戦しながらビールやジュースと一緒に食べて、子どもから大人までみんなが幸せになるような一杯を目指しました。レモンの酸味で、暑いときに食べるのにもぴったり! 九条ネギや有明の海苔、厚木ベーコンなど、具材のこだわりも楽しんでもらいたいです」(飯田店主)

試食会には横浜ベイスターズのマスコット、スターマンも駆けつけた。「食べたい! 食べさせて!」と飯田店主におねだり

では、いよいよ「すたぁ麺」を実食! 太麺の上には京都直送の九条ネギに有明海産のばら海苔、「厚木ハム」の厚切りベーコン、レモンが美しくトッピングされている。まずは麺をすすってみたところ、伸びもコシもあるむっちり麺が、ニンニク香る鶏ガラタレをまとって口に飛び込んできた。

鶏ガラとニンニク、ベーコン、九条ネギ、海苔が国産小麦の麺と渾然一体に

ベイスターズ・ラガー(800円)との相性はバツグン! 生ビールはほかにエール(800円)とホワイト(850円)が用意されている

「しっかり混ぜて、一体感を楽しんでください」(飯田店主)との言葉を受けて、全体を混ぜてみた。ネギと焼き海苔の香ばしさや食感、ベーコンの薫香と脂のコク、鶏ガラダレとニンニクの風味と奥深さが渾然一体となって麺を引き立てる。さらにレモンを搾って味わってみたところ、さわやかかつパンチ力もバツグン! ああ、おいしい。

スタジアムでビールとともに試食。浜風に吹かれながら食べる「すたぁ麺」の味わいは格別だ

最後まで夢中になって食べた「すたぁ麺」。ジャンクな「わんぱく味」ながらネギやレモンでエレガントな清涼感もあり、食後の余韻も上々だった。横浜スタジアムでしか味わえない一杯を、この夏、ぜひお試しあれ!

文・写真/萩原はるな

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