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オレの夏! 吉祥寺の「こんなところ」で、タコライスかよ! の件

『×××を食べたら、オレの夏、到来!』
この×××に入る食べ物は、人それぞれ、いろいろあると思います。
冷やし中華、スイカ、かき氷、ガリガリ君、なんちゃらフラペチーノetc. ……。
おっさん女子的には、その年初めてのタコライスを食べたら、オレの夏、到来です!
平成も終わろうとしている今、タコがご飯に乗っていると思っている人は、まさかいないと思います(汗)。
しかし、念のため説明すると、ご飯にタコミート + 野菜(つまりタコスの具)+ サルサソースが乗っている沖縄発祥の料理ですね。
もともとタコスとかトルティーヤが好きで、家で作ったりするおっさん女子。
それに白いご飯至上主義が合わさって、タコライスは夢のような夏のごはんです。

イラスト/スタジヲワンツー

そしてオレの夏は、6月中旬に到来……。
中道通りのドイツビール&料理の店『S』のランチに「ジャーマンタコライス」という文字を見つけたのであった……。
以前、連載30回でも紹介したお店だが、ジャーマン? どうなのよ?
こんなところでタコライスかよ! と思ったが、タコライスLOVEなのでとりあえず店に入って食べてみた。
結論から言うと、タコミートが粗切りのドイツ風ソーセージで構成されており(たぶんここがジャーマンね!)、トマト&アボカド&レタス+半熟卵+コーンという内訳である。
しかし、しかし、言わせてもらっていいかしら?
ライスと具がトルティーヤの器に入っていて、トルティーヤを崩しながら全体を混ぜて食べるんだけど……。
雑な女子(私です)は、混ぜるのは好きなんだけど、トルティーヤを砕くのが、けっこう重労働……。
さらにレタスがデカくてうまく混ざらない……。
そして混ぜると、ライスの存在感がどんどん失われていく……。
なんか違う……。
オレの夏は、これじゃない……。
でも、ほんのりカレー味で、美味しかったからいいけど。
オレの本当の夏は、ここでは来なかった……。
ちなみにドリンク付きで1000円(税別)ね。

ほかにもあるぞタコライス! 「ジャズとタコライス」とか「肉々しいタコライス」とか……!!

不完全燃焼な夏の始まりだったが、たまたま前を通りかかった吉祥寺の有名ジャズラウンジ&バー『S』のランチに、タコライスがあることを思い出し、お店にイン。
ジャズとタコライス、この組み合わせ、なんか痺れるよね。
しかし、ここのタコライスは、野菜多め&切り方&彩りがキレイ!
パンチはないが、とってもスマートなタコライスなのである。
インスタ映え(死語でしょうか?)を狙うなら、ここね。
私が今までに見た&食べたタコライスのなかでも、№1の洗練されたルックス。
ランチは16時までやっていて、すっごい穴場。
雰囲気もいいし、男女問わず、おひとり様がフラッと入ってきて、サクッとランチをするには超おすすめです。
カレーやハンバーグも美味しいよ。
ここで、オレの夏がめでたく到来したのでした。
しかし、ドイツ料理屋に続いて、「こんなところで」タコライスな夏になってしまいました……。
吉祥寺にもタコライスの本場、沖縄料理屋さんが数軒あり、さらに言うとハモニカ横丁にはタコライス専門店もあるわけなのですが(笑)、おっさん女子は2018年の夏に限って、「こんなところで」タコライスを完遂することにしました。
で、「こんなところで」タコライスの真打&大本命は、中道通りの地元民ならみんな大好き! 輸入食品&デリの『C』だ。
以前連載9回にもちょっと登場したが、ここはお惣菜やお弁当がテイクアウトできる人気店。
しかも、タコライスはレギュラーとヘルシーの2種類あるのよ!
ちなみにレギュラーは、野菜が申し訳程度にしか入っておらず(笑)、肉々しいタコミート&チーズトッピングのガッツリ系タコライス。
ヘルシーのほうは、野菜たっぷり、ライスは15穀米、アボカドも有料トッピングできるよ。
さらに、ここのぶっかけ弁当(460円/税別)は、おかずを3種類チョイスして白いご飯にぶっかけてもらえる人気メニューなのですが、約16種類あるおかずに、タコミートも堂々エントリーだ(おかずは定期的に入れ替わります)。
はい、「こんなところで」タコライス、いかがだったでしょうか?
まとメシ連載陣の、太田日向さんの連載34回。セブンイレブンでタコライスかよ! と思って、速攻買いに走りましたが、沖縄フェアは終わっていました……。
こんなところでタコライスに、出遅れかよ! というおっさん女子。
なんか夏も終わるね……。

天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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