1946年に創業されたE.ギガル社はフランス・ローヌ地方を代表するワイナリー。3代目当主となるフィリップ氏が来日し、南北に長いローヌという地のワインの魅力を語った。
画像ギャラリー1946年に創業されたE.ギガル社はフランス・ローヌ地方を代表するワイナリー。3代目当主となるフィリップ氏が来日し、南北に長いローヌという地のワインの魅力を語った。
北ローヌの高貴な「コート・ロティ」から南ローヌのカジュアルな「タヴェル」までテロワールを重視したワイン造りが光る
今回来日セミナーに出席したのはフィリップ&エヴ・ギガルご夫妻。「シャトーヌフ・デュ・パプ サント・ピエール ブラン2020」や「コンドリュー2021」、「コート・デュ・ローヌ ロゼ2021」など6アイテムのワインを、フィリップさんの解説を拝聴しながら試飲することができた。
温暖化をはじめとする気候変化によって南ローヌのブドウ栽培は影響を受けていると語るが(北ローヌは全く影響がないとか)、その対策も万全の様子。なぜならワインの味わいにテロワールの個性がしっかりと反映されているからだ。
個人的に印象に残ったのは「シャトーヌフ・デュ・パプ 2018」。熟成感も感じられ、果実味と酸のバランスが秀逸だった。これからの季節に楽しみたいのは「コート・デュ・ローヌ ロゼ」だろう。
少し冷やし気味にして飲めば、青い空が広がるローヌの大地を感じるに違いない。
E.ギガル コート・デュ・ローヌ ロゼ
E.ギガル社は、北の最高峰ワインから南のカジュアルなものまで幅広いワインを造り出す。代表的なワインは「E.ギガル コート・デュ・ローヌ ロゼ」。みずみずしい果実のエキスと飲み心地の軽やかさが魅力で、和食とも相性がいい。
文/おとなの週末編集部