2016年公開の『デッドプール』は、R指定にも関わらず大ヒットとなり、その後続編の『デッドプール2』が作られた。そして2024年7月24日に3作目となる『デッドプール&ウルヴァリン』が日本で世界最速公開をむかえ、現在世界中で大ヒット公開中だ。そこで主役「デッドプール」を演じるライアン・レイノルズが語った、「意外な」得意料理についてご紹介しよう。
『デッドプール』のメガヒットで人生が激変
スーパーヒーロー役は役者の運命を変える!『オッペンハイマー』(2023)でオスカーに輝いたロバート・ダウニーJr.だってアイアンマンを演じなかったら今の姿はなかったはずだ。
同じように決定的に人生が激変したのがライアン・レイノルズ。それなりに知られてはいたものの、決定打に欠ける役者人生を送っていた彼は、宿願だったデッドプールを演じてハリウッドのトップスターへとのし上がった。
“宿願”なのは、彼がこのアナーキーなスーパーヒーロー映画を作るために10年以上も自ら奔走したから。やっとスタジオを説得して作られた第1作目の『デッドプール』(2016)は周囲も驚くメガヒットを記録。
スーパーヒーロー映画はヒットするのが常とはいえ、本作の場合はR指定。暴力と流血と四文字言葉がオンパレードのヤバい映画にも関わらず世界中に愛されてしまったのだ。
ウルヴァリンを相棒に、パワフルな「R指定」ノリはさらにパワーアップ
そんなスペシャルなシリーズの第3弾が『デッドプール&ウルヴァリン』。X-MENのヒーロー、ウルヴァリンを相棒に正義の味方となって多元宇宙ことマルチバースで暴れまくる!
「デッドプールはアウトローヒーロー。突然、スクリーンに向かって観客に話しかけたりするし、下ネタも大好きで超お喋り! そもそもヒーローと呼ぶにはグレーすぎるだろ。でも、そういうところが大好きだし、オレに似ていると思う」
これは1作目公開のときの彼の言葉。今回は、前2作のスタジオだった20世紀FOXがディズニー傘下となり、多くのファンはヤワなデッドプールになっているのでは? と危惧しまくっていた。
でも、ご安心ください。R指定のまま、もしかしたら前2作より凄いのではという暴力&流血&四文字言葉の応酬! しかも、サプライズがこれでもかと詰まっている上に、デッドプールとウルヴァリンの古巣、20世紀FOX映画への愛と感謝がハンパなく、こんな映画を作ってくれたレイノルズにお礼を言いたくなったほど。是非とも劇場で確かめて欲しいと思う。
得意料理はなんと味噌グレイズ・フィッシュ
さて、そんなレイノルズの得意料理は、味噌に漬け込んだハタやサーモンをグリルする“味噌グレイズ・フィッシュ”。日本でいうところの西京焼きだが、どうも当人には日本料理という意識はないようで「そうなんだ。オレは簡単で美味しかったから作っただけなんだ」。
レイノルズはカナダ出身。そんなこともあってなのか「自分でクッキングするときは魚料理が多い」という。とはいえ、デッドプールはどう見ても肉食系。そもそもライアン自身、お喋りしなければ二枚目のイケてるオヤジ。こういうギャップも彼の魅力のひとつだと思う。