自家製ラー油、黒酢を入れると…1段ギアが入った美味しさに!
第2段階として、ここに自家製ラー油や黒酢をお好みで入れていく。
自家製ラー油は、辛いもの好きの筆者も納得する美味しさとどっしりとした辛さ。白絞油に日本産と韓国産の2種類の唐辛子などで辛さと風味を出している。その他の材料は企業秘密だそう。作るときはゴーグルなどをしないと大変なことになるらしい。
黒酢を入れると、味にまろみと深みが加わり、もう1段ギアをグッと入れたような美味しさになる。
自家製ラー油も黒酢もパンチのある味だが、それに負けないタレと麺が白眉だ。
例年、暑くなってくるともう始まった?とこの麺を心待ちにしている常連さんから連絡が来るのだそう。みんな、楽しみにされているのがよくわかる美味しさだ。
今年いただけるのはあと約ひと月。ぜひお試しあれ。
トマト好き、チーズ好きも、苦手な人もぜひお試しを!
もう1品、ご紹介したいのが「(究)トマトチーズラーメン」(1250円)。こちらはレギュラーメニューのため、いつでもいただけるのでご安心を。
シグニチャーメニューの「元祖(究)チーズラーメン」は、味噌とんこつラーメンがベースになっている。
とんこつのスープは、ゲンコツや大山鶏をメインに使用し、10時間以上かけて絶妙な火加減を守りながら炊いている。攪拌のタイミングなどもかなり繊細だとか。そしてオープン以来、現在もスープ作りは進化していて、どんどん濃厚になっているのだそう。
「(究)トマトチーズラーメン」は、そのとんこつスープにトマトピューレなどで作った濃いトマトソース、ダイス状のトマトがたっぷり入る。散りばめられたフレッシュバジルの爽やかさも高ポイントだ。
チーズは北海道・花畑牧場の「十勝ゴールデンゴーダ」を贅沢に使用。およそ半年間かけて熟成させたハードチーズは、熟成期間中も一つひとつ職人がチーズを磨いている。
たっぷりとふりかけられたチーズを少しずつスープに溶かしながら、麺に絡めていただくのがおすすめだ。
トマトの爽やかさと濃厚なとんこつスープの旨み、深いチーズのコクの三位一体の美味しさがこれはクセになるし、とても贅沢な気持ちになる。
チーズ嫌いやトマト嫌いでも食べられると評判の一杯だ。
スープをかけてリゾットにも!逸品「焼きチーズおにぎり」
このシメにいただきたいのが「焼きチーズおにぎり」(300円)。ご飯にもチーズが練り込まれていて、上にはパリパリに焼かれた「十勝ゴールデンゴーダ」がトッピングされている。残ったスープをかけて、リゾットのようにいただけば、最高の逸品になる。
九十九ラーメンといえば、うれしいサービスがある。無料で提供される「ピリ辛もやし」と「ネギ」。豆板醤などがきいた特製ダレで味付けられたモヤシはお酒が進む美味しさだ。
なお、11:00〜15:00は、「半熟玉子」をはじめ、「自家製激辛高菜」や「海苔」などのトッピング、「小ライス」が1品サービスになっている。
通し営業なのもうれしいポイント。伺ったのは週末の夕方の時間帯だったので、家族連れが多かった。
何より、スタッフたちのホスピタリティの素晴らしさにほっこりとしてしまった。