9位〜6位の発表 甘さが目立つ結果に
第9位 「SACRE 梨」(フタバ食品)
果汁・果肉が14%入っているのだが、焼酎、炭酸で割るとそこまで梨感が感じられなかった。焼酎と炭酸の量を減らすと梨感が楽しめるのかも。甘さはそこまでいらないという人におすすめ。
第8位 「ガリガリ君 梨」(赤城乳業)
果汁2%ながら、「SACRE 梨」よりも味わいを感じられたのは科学の力か。ほのかに甘い洋梨の雰囲気を楽しめる味わいのサワーに仕上がる。冷たいうちはおいしいが、ぬるくなるとその科学の力が少し口に残る気がした。
第7位 「ICE BOX 濃い果実氷巨峰」(森永製菓)
クラッシュアイスのように氷菓が広がり、見た目は◎。ただ、少し甘過ぎる気が。ぬるくなると口中がベタつく印象も。
日本酒を燗酒にするときの説明として、コーラを使うことがある。
「コーラがおいしいのは冷たいから。ぬるいと甘すぎて飲めないでしょ? 液体は冷たいと味や香りを抑え込む作用があるんです。というわけで、その甘みや旨みを引き出し、香りを花開かせて楽しむのが燗酒。ただコーラと違って、こちらは温めることでおいしさが増すんです」。
どこまであっているのかちょっと疑問だけど、でも、氷菓は凍った状態でおいしくなるように作られているもの。液体に溶かせば、甘みが過ぎるのは致し方ないのかも……。
第6位 「ガツン、とみかん」(赤城乳業)
溶けるとみかんの果実が出てきたりで見た目もいい感じ。味も甘みが過ぎることなく、みかん感があって飲みやすい。ただ、みかんの香り、酸味がもう少し感じられるといい気がした。甘いだ、酸味がないだとうるさく言ってすいませんが、氷菓サワーを愛するがゆえ。許してください。
後編では、5位から1位を発表します。どの氷菓サワーが1位になるのか、お楽しみに!
取材/武内慎司 撮影/小島 昇