ボディの軽い軽自動車も燃費性能に優れている
ルーフが低く、ボディの軽い軽自動車も、燃費性能が優れている。アルトは車両重量が700kg前後と軽く、マイルドハイブリッドも設定した。ハイブリッドS(121万8800円)のWLTCモード燃費は27.7km/Lだ。この燃費数値も、フルハイブリッドを搭載するノートやフィットに近い。
以上のように、ボディの軽い軽自動車やコンパクトカーは、ハイブリッドでなくても燃費性能が優れている。価格を高めずにハイブリッドに相当する低燃費車が欲しいなら、ボディの軽い小さな車種を選ぶと良い。コンパクトカーはマツダ2に限られるが、クリーンディーゼルターボも魅力だ。
文/渡辺陽一郎(わたなべ よういちろう):自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。執筆対象は自動車関連の多岐に渡る。
写真/日産、ホンダ、マツダ、スズキ