「オットマン」は、もともとソファと組みあわせて使う足置きのための家具だ。この快適性をクルマに取り入れたのがオットマン機能付きのシートである。スペースの限られる車内では、取り付けられるシート位置などに制限があり、ドライバーシートにはつかないが、同乗者にはうれしい装備となっている。この快適シートはいくらくらいなのだろうか?
アルファードなどミニバンに採用される「オットマン」
ミニバンでは、セパレートタイプの2列目シートにオットマンを装着することが多い。オットマンはシートの前端に装着された小さなクッションで、これを引き上げることにより、ふくらはぎを支える。長距離を快適に移動するための装備だ。
ミニバンの2列目シートは、スライド機能により足元空間を広く確保することが可能で、ほかのカテゴリーに比べると乗員は足を前方へ伸ばして座れる。床と座面の間隔も、ミニバンはセダンやワゴンに比べると余裕があるから、オットマンを装着しやすい。ミニバンの2列目シートは、もともと一番快適な特等席で、オットマンはその特徴を際立たせている。