美味しいパセリの見分け方 葉が細かくちぢれてハリがあるもの、葉色が濃いものを選びましょう。黄色く変色したり、乾燥したりしているものは鮮度が落ちているので避けてください。 茎もみずみずしく、ハリがあり、弾力のあるものを。ま…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■栄養満点です
正解:パセリ
難易度:★★☆☆☆
おひたしにしても美味しくいただけます
パセリはセリ科の一種で、和名はオランダゼリです。
旬は春から夏にかけてとされていますが、市場に出回っているものの多くはハウス栽培がものなので、通年安定して手に入ります。
さわやかな香りと、独特のほろ苦さが特徴の香味野菜で、料理の添えものとしてしか使えないと思っている人も多いかもしれませんね。たしかに生だと食べづらいかもしれません。そんなときは加熱調理を。加熱すると、やわらかくなり、香りも控えめになって食べやすくなります。
1~2分ほど軽くゆでておひたしにしても美味。ごまやポン酢、塩昆布などととあえればより美味しくいただけます。茎の部分も使えば、食感がよくなります。
香りの強い野菜なので、購入しても食べ切れないという人も多いと思います。
そんなときは、冷凍保存を。凍らせたパセリを袋に入れて、必要なときに揉んで粉状にすれば、スープやオムレツ、カレーなどにふりかけて食べることができます。みじん切りにして保存するよりも簡単なのでおすすめです。
解凍したものをミキサーにかけてペースト状にして、パスタのソースや野菜のドレッシングにしても美味しくいただけます。
冷蔵保存する場合は、水を入れた容器にパセリを挿してビニール袋をかぶせて、冷蔵庫の野菜室で保存を。水をこまめに交換すると1~2週間くらいは新鮮な状態が保てます。
最近では、葉っぱが平たいイタリアンパセリもよく見かけるようになっています。イタリアンパセリは、パセリよりも苦味が少なく、柔らかで、カルパッチョなどの香りづけに使われます。
美味しいパセリの見分け方
葉が細かくちぢれてハリがあるもの、葉色が濃いものを選びましょう。黄色く変色したり、乾燥したりしているものは鮮度が落ちているので避けてください。
茎もみずみずしく、ハリがあり、弾力のあるものを。また、茎の切り口が黒ずんでいないかもチェックしましょう。
パセリの注目栄養素
料理のつけ合わせと、脇役野菜のイメージが強いパセリですが、それはもったいないほど栄養価の高い野菜です。
ペータカロテン、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンC、葉酸などのビタミン類、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラルなど、健康維持に欠かせない栄養素をバランスよく含んでいます。
注目は、独特の香りのもとである「アピオール」という精油成分です。この成分には、食欲の増進、疲労回復、口臭予防効果があるといわれています。
また、精神を安定させる効果もあるため、イライラしているときなどに食べると心が落ち着きます。
ただ、ビタミンCなど、熱に弱い栄養素をとるためには、生で食べるのがおすすめです。
いっぽう、カロテンとビタミンEは、加熱調理しても栄養素がほとんど失われないため、おひたしなどにしても、問題なく栄養を摂取することができます。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。