×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

2010年頃までは国内販売総数の16%前後が3月登録

xiaosan@Adobe Stock

そして今は車両の納期が全般的に長い。新型コロナウイルスの被害が深刻だった時期に比べると短縮されたが、それでも新型車を中心に3か月から6か月の車種も多い。

そうなると3月中に登録や届け出をするには、前年の9月から12月頃に契約せねばならない。販売店では以下のように説明した。「納期が長くなり、以前に比べると、決算期に契約件数が急増する傾向は薄れた。それでも売れ筋の軽自動車やコンパクトカーでは、決算期に向けて在庫車を予め用意しておく。以前ほど売りまくる状態ではないが、好条件で販売することはある」。

ちなみに2010年頃までは、国内販売総数の16%前後は、3月に登録や届け出が行われていた。それが2023年は12%だ。納期が長くなったことで、決算期の販売比率が下がり、平均化されてきた。

次のページ
販売報償金が減少し、有利な条件が引き出しにくくなった...
icon-next-galary
icon-prev 1 2 3 4icon-next
関連記事
あなたにおすすめ

関連キーワード

この記事のライター

渡辺陽一郎
渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。10月15日発売の11月号は「神楽坂」を大特集…