×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

販売報償金が減少し、有利な条件が引き出しにくくなった

Metro Hopper@Adobe Stock

またメーカーから販売会社に対して行われる、決算期の支援が薄れたことも影響を与えている。以前は販売報償金が豊富に支給され、販売店ではこれを原資に値引きを拡大させた。

ところが最近は販売報償金が減り、昔のような大幅値引きも難しい。「決算期は値引きが増えてオトク」という認識も薄れ、これも決算期の販売比率が下がった理由だ。

販売報償金が減った背景には、メーカーの国内市場に対する冷遇がある。1990年以降、日本におけるクルマの売れ行きが下がると、日本のメーカーは海外の販売比率を高めていった。これに伴って国内市場の重要度が下がり、販売報償金も減っている。その結果、ますます売れ行きが下がる悪循環に陥った。

次のページ
それでも3月購入にはメリットがある...
icon-next-galary
icon-prev 1 2 3 4icon-next
関連記事
あなたにおすすめ

関連キーワード

この記事のライター

渡辺陽一郎
渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…