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販売報償金が減少し、有利な条件が引き出しにくくなった

Metro Hopper@Adobe Stock

またメーカーから販売会社に対して行われる、決算期の支援が薄れたことも影響を与えている。以前は販売報償金が豊富に支給され、販売店ではこれを原資に値引きを拡大させた。

ところが最近は販売報償金が減り、昔のような大幅値引きも難しい。「決算期は値引きが増えてオトク」という認識も薄れ、これも決算期の販売比率が下がった理由だ。

販売報償金が減った背景には、メーカーの国内市場に対する冷遇がある。1990年以降、日本におけるクルマの売れ行きが下がると、日本のメーカーは海外の販売比率を高めていった。これに伴って国内市場の重要度が下がり、販売報償金も減っている。その結果、ますます売れ行きが下がる悪循環に陥った。

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渡辺陽一郎
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