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江戸時代から続いた鮮魚店を居酒屋に、その仕入れ、味に唸る!『魚辰』

牛込中央通りを市ヶ谷方面に向かって歩くと現れる青いテント地の「五代目」の文字。創業150年余、江戸城に徳川将軍ありし頃からこの地で名物魚屋をやっていたというから、牛込がいかに古くから栄えた街かがわかる。

ところが、10年前に5代目を父から継いだ店主の杏子さんは、居酒屋に転業。以来、地域のランチから、夜の一杯まで、旨い魚を出す店として前以上に街に愛されている。

刺身盛り合わせ 2500円〜、紅生姜まみれ卵焼き 850円

『魚辰』(手前)刺身盛り合わせ 2500円〜(アジ、マグロ、タイ、ブリ、生シラス、ホタテ、キビナゴ)※内容は仕入れによって変わる この日は大ぶりで見事なアジが刺身のメイン (奥)紅生姜まみれ卵焼き 850円

仕入れでメニューが左右されるため、品書きはメモ用紙に手書きしてコピーするのが日課。どんな魚が入荷するかは風向きや潮の流れひとつで変わるのが魚屋の宿命だ。

「今秋はサンマの獲れ高好調と言われたけど、開けてみればそうでもなかった。その代わりアンコウが例年より早い。戻りガツオも出てくるし、冬の魚が早いです。旬の走りを楽しんで」(店主:杏子さん)。

『魚辰』気取りのない店内で酒も白飯も進む!

[住所]東京都新宿区納戸町15
[電話]03-3260-3331
[営業時間]11時半~14時、18時~22時
[休日]火、不定休
[交通]都営大江戸線牛込神楽坂駅A1出口から徒歩4分

撮影/浅沼ノア、取材/松田有美(玄樹)、編集部(SAIME)、輔老心(魚辰)

2024年11月号

※2024年11月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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