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新高島平『珍来 公園前』

昭和51年から続く同店で35年前に店主の山道さんが始めたのが人気のあさりラーメンだ。カンカンと中華鍋を振る手つきはお手の物。大粒の生のアサリをたっぷり使い、油に入れて火を通す。ジュワワワと音が変わる、この火加減がポイントらしい。

ぷっくりと口を開けた殻付きのアサリが見るからに旨そうだ。豚と鶏のガラを使い、濁らせないように弱火でていねいに炊くスープ。角の取れた旨みのある醤油を使う。

あさりラーメン

とろみのあるスープをひと口啜ると、アサリから放出されたダシとも相まってなんとも言えないコク深さ。よく絡んで啜りやすい中細の麺もぴったりだ。餡の中に入るにらの風味、玉ねぎのシャキシャキした食感もよし。

熱々を夢中になって食べると横に山となるアサリの殻の多さにもびっくりするはず。満足度も食べ応えも十分。醤油味が基本だが、実は味噌味、塩味を注文することもOK。う~ん、味噌も食べたい!

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おとなの週末Web編集部
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