日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★★☆☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解: さごはち
三五八は蒸米とこうじ、塩を3:5:8の割合で混ぜ合わせた発酵調味料で、江戸時代に考案されたといわれています。
この三五八を漬け床として使った料理が三五八漬けです。
三五八漬けの発祥の地は、現在の福島の二本松市エリアといわれています。福島県のほかにも、東北地方では古くから漬物の素として利用されています。
ただし、蒸米とこうじ、塩の割合は地域によって若干異なるようです。近年では、減塩のため、塩の割合を減らした漬け床が販売されたりもしています。
その名のとおり、3つの食材を混ぜ合わせる割合からその名がつけられました。
畑でとれた栄養たっぷりの野菜を無駄なく使い切れるうえ、保存がきいて、簡単に作ることができるため、農作業で忙しい農民たちにとって欠かせないおかずでした。
最近では、漬け床に野菜だけではなく、肉や魚を漬け込む食べ方も人気となっています。
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