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以前にも触れたが、2018年9月、私は台湾・台北へ行ってきた。 そのとき、台北駅構内の飲食店街で大行列を作っていたのが『鶏三和 微風台北駅店』。台湾の人たちが、とろとろ・ふわふわ食感の親子丼を美味しそうに食べていたのを今でも覚えている……。

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肉だけでなく、卵までコーチンを使った『鶏三和 サカエチカ店』の特上親子丼

以前にも触れたが、2018年9月、私は台湾・台北へ行ってきた。
ここ2、3年で名古屋の飲食店が台北に数多く出店しているのをこの目で確かめるのが旅の目的だった。

台北駅構内の飲食店街で大行列を作っていたのが『鶏三和 微風台北駅店』。
台湾の人たちが、とろとろ・ふわふわ食感の親子丼を美味しそうに食べていたのを今でも覚えている。

↑『鶏三和 微風台北駅店』

名古屋エリアで『鶏三和』の親子丼が食べられるのは、これまでデパ地下にある店舗の小さなイートインスペースやショッピングモールのフードコート等がメインだった。
が、2018年7月、名古屋・栄の地下街「サカエチカ」にレストラン業態の店舗が中部地区で初めてオープンした。

ではさっそく、看板メニューの「三和の純鶏名古屋コーチン特上親子丼」(1080円)を作ってもらうことに。
ちなみに、この親子丼はコーチンの肉だけでなく、コーチンの卵も使用した、究極の親子丼だ。

特製の割り下にコーチンの肉を入れて加熱し、肉に火が通ったところで溶き卵を流し入れる。
ここからは秒単位の作業。
『まばたき厳禁』で、親子丼の完成プロセスを見守った。

親子丼は卵のとろみ加減が命。
とろとろ、ふわふわの食感にこだわり抜き、絶妙なタイミングでご飯にオン。
うわーっ!
う、旨そう!

これが「三和の純鶏名古屋コーチン特上親子丼」。
鶏の旨みがしっかりと溶け込んだ「つくねコラーゲンスープ」と、口直しの「梅干し」(または「コーチン入り鶏肉だんご」)が付く。

丼ものの美味しさは、ご飯と具材の一体感がすべて。
親子丼の場合、ご飯と具材をつなぐ丼つゆの味付けと、やはり卵のとろみ加減だ。
レンゲでコーチンと卵、ご飯をすくって頬張る。
おおっ!
濃厚な味わいはさすがにコーチン。
しかも、ご飯のひと粒ひと粒にまでコーチンの旨みが染み込んでいるではないか!

店のもう一つの名物は、「しお麹唐揚」(左)と「しょうゆ麹唐揚」(右)。
この2種類の唐揚と「三和の純鶏名古屋コーチン特上親子丼」のセット「唐揚味くらべセット」(1350円)も用意している。
その名の通り、しお麹としょうゆ麹で仕上げた唐揚の、味の違いを楽しもう。

こちらは、鶏むね肉を使った鶏かつをのせた「鶏かつ丼」(880円※昼は780円)。
親子丼と同様に、とろとろ、ふわふわの卵が鶏かつをコーティング。
むね肉もしっとりとした食感も◎。
ボリュームがあるのにさっぱりとしているので、女性に人気というのも納得だ。
これも「つくねコラーゲンスープ」と「梅干し」(または「コーチン入り鶏肉だんご」)が付く。
私自身、これまで「サカエチカ」で食事することはほとんどなかったが、ぜひ、また立ち寄りたいと思った。

鶏三和サカエチカ店
[住所]愛知県名古屋市中区栄3-4-6先北26号
[TEL]052-253-6700
[営業時間]10時~21時(20時45分L.O.)
[定休日]無休

永谷正樹(ながや・まさき)
1969年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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永谷正樹
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