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ヒゲタしょうゆ 伝統の調味料が生む、こだわりの味わい(3)日本橋 てん茂

上品でまろやかな旨みと深いコク。素材の持ち味を引き出すヒゲタしょうゆ伝統の調味料は、和の料理人も太鼓判を押す逸品だ。

老舗伝統の江戸前天ぷらを彩るのはヒゲタ醤油!

ししとうは中に車海老を詰め、かき揚げは衣付けの前に生卵に絡めふんわりとした口当たり 。「天麩羅御飯A」(1万3200円)の一品「かき揚げ」と「ししとう(手前)」

老舗とひと口に言っても時代に合わせて変化する店もあれば、頑なに味を守り続ける店もある。屋台から始まり、今年で創業から140年の節目に当たる同店は後者の代表格だ。

現在、カウンターに立つのは4代目の秀助さん。代々引き継いだ技で揚げる天ぷらは、ネタのみずみずしさを薄衣が包み込み、どこまでも軽い食べ心地。

揚げ油に使うのは江戸前天ぷら王道の胡麻油100% で、この焙煎の効いた深い香りが余韻となって次のネタを待ち遠しくさせる。

骨抜き後、再び畳んで揚げ、身の旨みを閉じ込める。「天麩羅御飯A」(1万3200円)の一品「きす」

さらに店の味に欠かせない存在が天つゆ。長年変わらず使うのがヒゲタの「こいくちしょうゆ」。分厚い旨みのダシと合わせて膨らむ、コクとまろやかさが香り高い衣と見事な調和をもたらす。明治から変わらぬ伝統の味に静かな感動を覚えるはずだ。

「天麩羅御飯A」(1万3200円)の一品「お新香」。 その時々の糠漬けなど

店舗概要

店舗内観

[住所]東京都中央区日本橋本町4-1-3

[電話]03-3241-7035

[営業時間]12時〜14時、17時〜20時(土は〜19時)

[休]日・祝・8月の土

[席]カウンターあり、全16席 ※土の夜は前日までに要予約

[カード]可

[交]地下鉄銀座線ほか三越前駅A10出口から徒歩1分

素材の持ち味を引き立てるヒゲタ伝統の味わい「こいくちしょうゆ」

色、味、香りのバランスがとれた「こいくちしょうゆ」は、素材の持ち味を引きたてるのが特長。味にこだわる料理人に愛用されている。

こいくちしょうゆ

●お問い合わせ先/ヒゲタ醬油 お客様相談室 電話0120-144-164

https://www.higeta.co.jp/

文/菜々山いく子、写真/貝塚隆、提供/ヒゲタ醤油

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おとなの週末Web編集部 山本
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