日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解がわかった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★★☆☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解: さくらます
桜鱒は、春の訪れを告げる魚として知られ、その美しさと希少性から多くの人に親しまれてきました。
名前は、春に川を遡上する時期が桜の開花と重なることに由来します。さらに、その体色がほんのりと桜色を帯びて見えることも、この美しい名前の由来とされています。
桜鱒は、川で生まれた稚魚が海へ下り、成長した後に再び生まれた川へ戻ってくる降海型の魚です。
海に下らずに川に残るものは山女(ヤマメ)として育ちますが、海へ出た個体は体長が大きく成長し、桜鱒と呼ばれるようになります。とくに産卵期を迎える頃には、その体色がさらに赤みを増し、まさにその名にふさわしい姿となります。
身は淡い紅色で脂がのり、刺身、塩焼き、寿司、燻製など、さまざまな料理で親しまれています。
サケほど脂っこくなく上品な風味が特徴で、とくに春には旬の味覚として珍重されます。天然物が少なく、漁獲量も限られるため、市場では高級魚として扱われることが多いのも特徴です。
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