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群馬県と千葉県の博物館でハニワを愛でる！！
群馬県や千葉県でもハニワが見られる博物館がある。各県から1ヶ所ずつお届けしよう。
■群馬県立歴史博物館@群馬県高崎市
次に伝説になった人気投票「Hani‐１グランプリ」に合わせ歌や踊りまで作ってしまったハニワ王国・群馬県。高崎市の群馬県立歴史博物館には国宝ハニワがズラリ。
綿貫観音山古墳で出土の埴輪群像を一堂に観ることができる国宝展示室が圧巻だ。
■DATA
［住所］群馬県高崎市綿貫町992-1
［電話番号］027-346-5522
［営業時間］9時半～17時
［休み］月（祝の場合は開館、翌休）
［料金］一般300円
［交通］JR高崎線高崎駅から循環バスぐるりんで岩鼻線や群馬の森線で25～35分
■芝山古墳・はにわ博物館@千葉県芝山町
一方、町をあげて秋に「はにわ祭」を開催している千葉県芝山町のはにわ博物館では、国の重要文化財に指定されたばかりのユーモラスな男子埴輪などが展示されている。
それは6世紀後半に築かれた千葉県殿塚古墳･姫塚古墳で出土したハニワたち。まるでサンタクロースのようなアゴヒゲに山高帽の独特な男子像など東日本を代表する優れた埴輪群像が展示されている。
■DATA
［住所］千葉県山武郡芝山町芝山438-1
［電話番号］0479-77-1828
［営業時間］9時〜16時半
［休み］月（祝の場合は開館、翌休）
［交通］JR総武本線松尾駅から芝山ふれあいバス（日曜運休）にて「芝山仁王尊」下車、徒歩10分
ハニワってちゃんと顔認証するんです！
ハニワ博士こと文化財専門官の深澤敦仁さん（群馬県文化財保護課）は、「単純なつくりに見えるハニワですが、スマホで顔認証されるほど精巧です。当時の王様は死後もなお、自分の活躍を伝えるため古墳やハニワを作りました。それらの作品によって、1500年後の私たちにも暮らしぶりが伝わっているのはすごいこと。ハニワは近畿のイメージがありますが、実は関東も一大生産地で個性豊か。ぜひ彼らの故郷にも足を運んで古代を感じてほしいですね」と語る。
3エリアとも最寄りの駅からはやや遠いけど、都内から日帰りOK。ご当地ハニワたちは首を長くしてみなさんの訪れを待っている。ぜひ。
取材／白石あづさ
