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ジワジワ訴えてくる、あの顔、この顔。関東各地のハニワ職人によって生まれた王様の墓を守る、けなげなハニワたち。都内の展覧会で“推しハニワ”を見つけたら、2025年は彼らの故郷へ旅立とう。

ハニワ界にビックウエーブが押し寄せている。東京国立博物館で2024年、開催された特別展「はにわ」は30万人以上が来場し、押すな押すなの大混雑にグッズを求め長い列。そのハニワとは3世紀中頃から6世紀の終わりにかけ作られた素焼きの土製品である。豪族のお墓(古墳)を守るために並べられていたハニワは円筒に動物や家、人物とバラエティ豊かだ。

実際、特別展のハニワたちは関東の「出身」も多かった。そこで都内から行けるハニワの聖地を3つご紹介しよう。

さきたま古墳公園でハニワを満喫!@埼玉県行田市

まずは埼玉県行田市。巨大古墳9基が密集する広大なさきたま古墳公園はその広さなんと42万平方メートル園内に巨大古墳が点在し、出土されたハニワは園内の博物館で見られる。ハニワ作りのできる施設やハニワグッズが並ぶ物産館など古代をまるごと楽しめる都市公園だ。

◆埼玉県立さきたま史跡の博物館

埼玉県立さきたま史跡の博物館
埼玉県立さきたま史跡の博物館

水鳥や琴を弾く男子などのハニワのほか、稲荷山古墳から出土した国宝など埼玉古墳群の出土品を中心に展示。体験工房では1日2回、勾玉作り体験もできる(300円~)。

■DATA
[電話番号]048‐559-1111
[営業時間]9時~16時半※夏季は~17時
[休み]月(祝、振替休日などは開館)
[料金]一般200円

◆行田市はにわの館

著者製作のハニワ
著者製作のハニワ

オリジナルの素焼きのハニワ作りを指導員の指導のもと手頃な料金で楽しめる。焼かずに完成して持ち帰れるテラコッタ粘土もあり。上記写真は筆者が作ったヘッドフォンハニワ。

館では指導員が制作したかわいいハニワも販売している。

指導員による指導で製作できる
指導員による指導で製作できる

■DATA
[電話番号]048-559-4599
[営業時間]9時半~17時(受付〜15時/予約可)
[所要時間]90~120分
[休み]月(祝、振替休日などは開館)
[料金]粘土1kg600円、2kg1000円(焼き代込。郵送の場合は実費)、テラコッタ粘土400g 600円

◆さきたまテラス

さきたまテラス
さきたまテラス

歩き疲れたら『さきたまテラス』へ。土偶やハニワのグッズやお菓子が所狭しと並び、カフェも併設されている。円墳を模した「丸墓山カレー」やソフトクリームが人気。

古墳クッキーも販売!
古墳クッキーも販売!

■DATA
[電話番号]048-501-7407
[営業時間]9時半~17時
[休み]月(祝は営業)

◆埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)

埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)
埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)

5世紀後半から7世紀中頃にかけ築かれた埼玉古墳群。将軍山古墳の内部を利用した展示館のほか、石田三成が忍城(おしじょう)を水攻めにした時に陣を張った日本最大級の円墳である丸墓山古墳は登ることもでき、古墳群を眺められる

■DATA
[住所]埼玉県行田市埼玉4834
[交通]JR高崎線行田駅東口から市内循環バス「観光拠点循環コース」で「さきたま古墳公園」下車。JR吹上駅や秩父鉄道行田市駅からもバスあり

◆高澤記念館カフェギャラリー

高澤記念館カフェギャラリー
高澤記念館カフェギャラリー

行田産の古代米を使って稲荷山古墳を模した「行田古代米カレー」は市内約10店で食べられる

江戸時代に建てられた『高澤記念館』では、スパイスを配合して作った体に優しい2種類の「古代米カレー」(1320円)やケーキが好評。

「古代米カレー」(1320円)
「古代米カレー」(1320円)

■DATA
[住所]埼玉県行田市長野3-5-14
[電話番号]048‐556-1774
[営業時間]11時~16時
[休み]月~木
[交通]秩父鉄道東行田駅から徒歩15分など

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群馬県と千葉県の博物館でハニワを愛でる!!
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