「オールインクルーシブを体験してみたい!」そんな母のひと言から、母子旅がスタート。社会人になると、親とゆっくり過ごす時間は年々減っていく。かといって、親孝行といわれても何をすればいいのやら……。そこで今回は、母の願いを叶えるべく、福岡・北九州にある『亀の井ホテル 玄界灘』へ。海を眺めながら温泉に浸かり、お酒に食事と好きなものを好きなだけ味わって、あとはのんびり。母と水入らずで過ごす、ちょっと贅沢な一泊二日を楽しんできた。
九州のおもてなし「前割り焼酎」を玄界灘を眺めつつ一杯
『亀の井ホテル 玄界灘』からご招待が舞い込んできた。最近よく耳にする「オールインクルーシブ」。宿泊料金に夕朝食はもちろん、ラウンジでの軽食やアルコール・ソフトドリンクなども含まれ、滞在中は好きなだけ楽しめるスタイルだ。ホテルに着いてからは、食べたいときに食べ、飲みたいときに飲み、好きなように過ごせるのだ。
旅好き&酒好きの母は、以前から「オールインクルーシブを体験してみたい!」と興味津々。これはいい機会だと、一緒に訪れることにした。親孝行……になっているのかは、ちょっと微妙だが、初めての母子旅にいざ出発!
ホテルは、福岡・小倉駅から車で約1時間。岩屋海岸の岬に位置し、ホテルへ向かう送迎バスの車窓からは、青々と広がる玄界灘が見えてくる。それだけで、旅気分がぐっと高まった。
チェックインを済ませ、部屋へ足を踏み入れると、窓の向こうには早くも玄界灘が。今回宿泊したのは、朝日を眺められる和室ツインルームだ。オーシャンビューの客室に比べると海は少し遠くなるそうだが、それでもこの開放感。思わず母と「いいね〜!」と顔を見合わせる。
部屋からの眺望にひとしきり感動したところで、荷物の整理は後回し。オールインクルーシブの醍醐味を味わうべく、ラウンジへ勇み足で向かった。
ラウンジには、ビールのほか、九州といえばの焼酎や日本酒、ワインなど、さまざまなアルコールがずらり。コーヒーや紅茶、ジュースなどのソフトドリンクも充実している。が、酒好き母子の我々の目に映るのは、どうしたってお酒ばかりだ。
なかでも気になったのが「前割り焼酎」。焼酎をあらかじめ水で割り、しばらく寝かせてから楽しむ、九州で親しまれてきた飲み方だ。水と焼酎がなじむことで、まろやかな味わいになるのだとか。あらかじめ用意しておけば、人が集まったときにもすぐ振る舞える。そんな、もてなしの知恵から生まれた飲み方でもある。
せっかくなので、冷えたグラスに氷を少しだけ入れ、前割り焼酎を注ぐ。写真を撮ることも忘れ、さっそく乾杯!
目の前に広がる雄大な玄界灘と、少しずつ傾いていく太陽。そんな景色を眺めながら、母と飲む一杯は格別だ。

































