夕食を“全制覇”!食べて、飲んで、温泉へ
あっという間に夕食の時間に。ラウンジは22時半まで利用できるため、後ほど再訪することを誓い、夕食会場の展望レストランへ向かう。
夕食はオーダービュッフェスタイル。前菜から肉料理、魚料理、パスタまで、コース料理を意識したラインナップだ。なかでも、注文すると目の前で仕上げてくれるライブキッチンの料理には、ペアリングにおすすめのお酒も用意されている。
「あれも、これも食べたいよね……。どうせなら、全制覇したいところ」と、意気込む母。さっそく作戦会議を開き、分担して料理をオーダーする。
昆布と海塩の泡が白身のさっぱりとした旨みを引き立てる「シイラのコンフィ」や、脂のりがよく、しっかりとした肉質が特徴の「福岡県産和牛のポワレ」など、洋風のメニューが多め。そのため、ペアリングもワインが中心だ。
まずは食べきれそうな量だけを持ち寄り、ビールで乾杯! 玄界灘へと沈んでゆく夕陽を眺めながら、料理を味わう。
そして結局、ライブキッチンの料理は全制覇。お腹をパンパンに満たしたところで、部屋へ……ではなく、ラウンジへ戻る。お酒は別腹なのだ。
「もう一杯飲んじゃう?」が気軽にできるのも、オールインクルーシブのいいところ。
太陽に照らされ、きらきらと輝く海面を眺められる夕方とは打って変わって、夜のラウンジはしっとりとした雰囲気。食後にひと休みしながら、もう一杯楽しむにはもってこいだ。
お腹が少し落ち着いたところで、今度は大浴場へ。露天風呂では、夜空を眺めながらゆっくりと湯に浸かる。
温泉のある宿に泊まるときの私のモットーは、風呂の「夜の顔」と「朝の顔」の両方を見ること。どちらかというと夜型で、早起きは全くもって得意ではないのだが、旅先では別なのだ。
「余裕があったら、私も入りに来ようかな〜」とのんびり構える母をよそに、私は「明日の朝も絶対に入りに来るぞ」と意気込む。
風呂上がりには、ラウンジでハイボールをもう一杯。グラスは部屋へ持ち込めないが、紙コップなら持ち帰ることができる。
さらに4階には製氷機とアイスペールが用意されているため、ラウンジの利用時間が終わったあとも、部屋でゆっくりお酒を楽しめる。
すると母、いそいそと前割り焼酎を紙コップたっぷりに注ぎ、アイスペールを抱えて部屋へ。
……まだ飲むのか。
大切そうに前割り焼酎を飲む母を横目に、私は就寝したのであった……。










