×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・根津の新店『さかなのさけ』です。

いい塩梅の上方料理と素直な酒に心和む

新店といえば新店だけれど、歴史は長く大阪は南船場で開業して17年、縁あって東京・六本木に移転した後さらに17年。前々から夫婦で惹かれていたこの谷根千の風景の中に暖簾を出したのが2024年2月のこと。料理を作るのは、“えっちゃん”こと悦子さん。子供の頃からの料理好きに加え、食の宝庫・大阪に嫁いだこともそれに拍車をかけた。

自家製ひろうす800円、太刀魚南蛮漬900円

『さかなのさけ』【手前】自家製ひろうす800円 豆腐やつなぎのつくね芋、それぞれの具材の風味や食感が響き合う・【奥】太刀魚南蛮漬900円 酸味はおだやかで、軽やかな甘みが酒に合う。魚の種類はその時々による

手書きのメニューに並ぶのは、昆布のダシを主体にした上方の味。「自家製ひろうす」は、中からエビや銀杏、れんこんなどのお宝がゴロゴロと現れてご馳走感たっぷりだし、南蛮漬けの柔らかな甘酢も舌に沁みる。割烹ほど堅苦しくなく、家庭料理よりも芯が通ったちょうどいい塩梅に心が和むのだ。合わせる日本酒のセレクトは秀嗣さんの担当。食中酒として優秀な素直な味わいの銘柄を中心に置いていて、えっちゃんの料理にそっと寄り添わせている。

『さかなのさけ』マスター:田中秀嗣さん(左)料理長:悦子さん(右)

マスター田中秀嗣さん(左)料理長悦子さん(右):「ボリュームも調整しますのでおひとりでも気軽にどうぞ」

『さかなのさけ』

『さかなのさけ』

[店名]『さかなのさけ』
[住所]東京都台東区谷中1-4-15
[電話]03-5842-1138
[営業時間]17時半~21時半LO
[休日]日・月・祝(火は不定休)
[交通]地下鉄千代田線根津駅1番出口から徒歩4分

※画像ギャラリーでは、上品な味わいの上方料理をご覧になれます。

撮影/小島昇、取材/菜々山いく子

※月刊情報誌『おとなの週末』2025年5月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

icon-gallery
関連記事
あなたにおすすめ

関連キーワード

この記事のライター

おとなの週末編集部
おとなの週末編集部

おとなの週末編集部

おとなの自動車保険

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌『おとなの週末』。7月15日発売の8月号では、夏こそ飲みたい、キ…