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全身から汗が噴き出す、癒やし効果満点の隠れ優秀サウナに感動

日帰り入浴施設ができたのは25年前なので大浴場の古さは否めないが、必要な修繕は加えられている。2021年のリニューアルで造りかえた「ジュラシックサウナ」は地元サウナーが足繁く通う。

壁に埋め込まれたキューブ状の木片が特長で、熱を帯びるとほんのり甘い香りが漂ってくる。この木は石化した「マダガスカルウッドストーン」。輻射熱によって体感温度が高く感じられる。

「見奈良(みなら)天然温泉 利楽の湯」女湯サウナ。壁に埋め込まれた石化した石がじんわりと輻射熱を伝える

サウナは入浴料金だけで利用できるから、サウナ好きにとってはうれしい限り。休日はサウナ待ちの行列が生まれるほどにぎわっている。女湯はマイルドな熱さだが、男湯は温度が高めで5分に1度、オートロウリュ(熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる入浴法)が作動する。

温泉をウォーキングする歩行浴ゾーンも、なかなかいい。距離は長くないが、ぐるぐる回れば十分な運動ができるし、女性用浴場には半円状の手すりがついた運動スペースがあったので、湯船の中でストレッチができた。

メインの浴槽は、開放感のある露天風呂で、大きな岩が配置され、手すりは少なめ。露天風呂から続く洞窟風呂は、夕方になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気が味わえる。

女湯の露天風呂

私が何度もリピートして入ったのは、地元・愛媛県の砥部焼(とべやき)の壺湯だ。湯口からお湯が出ていないため一見それと分かりづらいが、源泉が足元から注がれていて、そのままかけ流されている。わずかに白く濁ったお湯はやや熱めで、体の疲れが一気に吹き飛ぶような、力強さを感じた。

女湯の砥部焼の壺湯
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新館のエコノミーツイン以上は、シモンズ製のベッド
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