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缶詰市場が盛り上がるかも! 今後の取り組みに注目

実は、原材料費や物流費の高騰、レトルト食品の台頭などによって、缶詰市場の生産量は減少傾向にある。そして共働き家庭の増加や、コロナ禍以降のライフスタイルの変化により “時短”に特化した製品が好まれる中、やはり缶詰は温めて食べる場合に移し替える手間がかかるという課題があった。そんな時代の流れの中で2021年、大和製罐は「誰もが電子レンジで簡単に中身を温められる缶詰」という新たなジャンル開拓に踏み切ることに。

それから4年の開発期間を経て、「レンジde缶」の開発に成功。今後は、製品の量産化に向けた取り組みを加速し、2026年3月までの製品化を目指す。さらに「温めることで美味しく食べられる缶詰」という新たなジャンルの創出を推進していくという。電子レンジにかけられる缶詰が当たり前となったら、缶詰の美味しさもより一層広がっていくことになるだろう。今後の動向も楽しみだ。

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文/下山萌子

しもやま・もえこ。ライター。お米が大好き。ご飯が炊けた鍋のフタを開けるのが至福の時。ここ数年のお気に入りは粒の大きい「サキホコレ」。あっさりの「ササニシキ」も好み。大学では美学・美術史学を専攻、女性モード誌の編集者を経て、現在は鍼灸師としても活動中。東洋医学の起源、中国に思いを馳せているせいなのか、ガチ中華に目がない。

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下山萌子
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