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総合容器メーカー・大和製罐(本社・東京)が、缶詰製品に独自開発したアタッチメントを装着することで電子レンジ内でのスパークを抑制して加熱調理できる「レンジ de 缶」を国内で初めて開発した。

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魚を食べたい時、大活躍のサバ缶! でも温める時がちょっと面倒…

タンパク質、食物繊維、炭水化物、脂質、ビタミン…栄養バランスをきっちり計算するのは性に合わないが、ご飯、肉か魚か大豆、野菜を一食のうちでなるべく摂取するよう心がけるくらいには体のことを考えて食事をとっている。

”肉か魚か大豆”と言っても、混ぜれば食べられる納豆や卵、茹でても炒めてもすぐに火が通る豚バラが多くなる傾向にある。そういえば魚をあまり食べていないかも、という状況になりがち。でも焼き魚は後片付けが面倒だ…なんて時に役立つのが、サバ缶やツナ缶である。ストックしておけば魚不足の時の心強い味方であり、もしもの災害のための備えにもなってくれている。

特にサバ缶は、開けてそのまま食べられるし、味噌汁、パスタなど幅広い料理で使いやすい。しかもDHAやEPAといった良質な脂質、タンパク質、カルシウム、ビタミンDなどが豊富に含まれているとあって、体に良いものを摂取している満足感もある。

サバ缶といえば水煮缶か味噌煮缶が一般的だが、昨今のサバ缶ブームも手伝ってさまざまな味付けのものが販売されていて目移りするほど。カレー煮、トマト煮、バジル&レモン、柚子胡椒…本当に開けるだけで一品のおかずになる美味しさ! しかしここで毎度よぎるのが、缶のまま電子レンジで温められたらいいのに、という思いである。もちろん金属を電子レンジにかけるのはNGなので、皿に移し替える。仕方ないが、洗い物が一つ増える。

安心して缶詰をレンチンしよう! 火花が散らないワケとは

そんな“缶詰を電子レンジで温めたい”という願いが叶う日が近々やってきそうだ。飲料や食品用の缶や、化粧品用のボトルなどを作っている容器メーカー・大和製罐が、缶詰を電子レンジで温められる専用アタッチメント「ノンスパークキャップ」を開発。「ノンスパークキャップ」を缶詰に装着することで、電子レンジ内で起こる火花(スパーク)を抑えて加熱調理ができる「レンジde缶」を今後販売する予定だという。

缶詰をレンチンできる時代が来た! 缶メーカーが開発した、電子レンジで火花が発生しない「レンジde缶」の仕組みとは?
レンジde缶

もし電子レンジで缶詰を加熱した場合、庫内で発生するマイクロ波が金属表面に反射することで、マイクロ波が缶詰の一部に集中し、火花が発生する。特にレンジ庫内底面との距離が近いとそのリスクは高まるそう。「ノンスパークキャップ」は、缶詰の底に取り付けるアタッチメントで、レンジ庫内底面との間隔を適切に保つ構造を採用。これによって、火花の発生を抑えることが可能になった。

缶詰をレンチンできる時代が来た! 缶メーカーが開発した、電子レンジで火花が発生しない「レンジde缶」の仕組みとは?
レンジde缶
缶詰をレンチンできる時代が来た! 缶メーカーが開発した、電子レンジで火花が発生しない「レンジde缶」の仕組みとは?
ノンスパークキャップ
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下山萌子
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