人間、今になって言えることもある
『ホットドッグ・プレス』バブル期の若者のシティライフをマニュアルで指導した人気雑誌の1985(昭和60)年発売号。
恋にファッション、愛の営み(当誌の表現の限界)までマニュアル指南したが、そのマニュアルは当時のオレも含めた、たいしてモテてもいないスタッフが作ってました。心よりお詫び申し上げます。
『俺はぜったい!プレスリー』青森の生んだ天才・吉幾三が1977(昭和52)年にヒットさせた良質コメディソング。
その直後と思いきや、実は7年後の1984年発売の最高傑作が……。『俺(お)ら東京さ行ぐだ〜』。
自分の村を「田舎だ」「イヤだ」と揶揄し嘆き歌うが、今聴くと、実は田舎に名を借りた都会批判に思えてくる。バブルが始まるが、それを享受できない若者の閉塞感が幾三のシャウトにはある。
その魂は、デビッド・ボウイが作り、モット・ザ・フープルが歌ったグラムロックの歴史的名曲『全ての若き野郎ども』に通じるものがある!
『まっくろうのなぞなぞ大じてん』最後にこの本の最初の一問をどうぞ。
「とりはとりでも、お金をとりにくるとりはなあに」わからないヤツいるのか?
文/カーツさとう
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