■難読漢字、地名編の正解はこちら
正解:あつじ
阿閉は、滋賀県長浜市高月町に位置する地域です。現在の主要な読み方は「あつじ」ですが、以前には「あとじ」「あべ」など、複数のバリエーションがあったとされています。
地名の由来には諸説ありますが、古代氏族「阿閉臣(あへのおみ)」に由来する説が有力です。阿閉臣は安倍氏の流れを汲む豪族で、飛鳥時代にはその名が記録に残っています。もともとは「あへ」などと読まれていたものが、時代や地域の言語習慣によって現在の「あつじ」という読み方に変化したと考えられています。
観光スポットとしては、まず「渡岸寺(どうがんじ)観音堂」が挙げられます。ここには国宝の十一面観音立像が安置されており、仏像ファンや歴史愛好家にとっては必訪の場所です。
阿閉が位置する長浜市には、美味しい郷土料理がいっぱい。
なかでもおすすめなのが、「のっぺいうどん」。とろみのある餡がかかった熱々のうどんで、大きなシイタケや湯葉、紅葉麩など具だくさん。寒い季節にはとくにうれしい、体の芯まで温まる一杯です。
「焼鯖そうめん」も見逃せません。焼いた鯖を甘辛く煮込み、その煮汁でそうめんを炊いたという、ちょっと変わっていますがクセになる味わいです。
そして、滋賀といえば「近江牛」。長浜市内には近江牛を使ったすき焼きやステーキ、握り寿司などを楽しめるお店が点在しています。
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