人気スイーツ「ぴよりん」の季節限定商品「ハロウィンぴよりん」が、2025年10月17日~31日まで、『ぴよりんshop』、『ぴよりんshopアトリエ店』で販売されている。
名古屋の新名物は取扱注意!? ヒットのきっかけは将棋の藤井聡太七冠
「ぴよりん」とは、愛知県の地元食材「名古屋コーチン」の卵を使ったプリンを、バニラの香り豊かなババロアで包み込み、粉末状にしたスポンジをまとわせた、ひよこ形のスイーツ。約7時間かけて丁寧に手作りされる。JR名古屋駅の名古屋うまいもん通り広小路口にある『ぴよりんshop』と、愛知県春日井市内の製造工房併設店舗『ぴよりんshopアトリエ店』で販売されている。
かつてJR名古屋駅内で販売され、名古屋名物となっていたシャチホコ形のシュークリーム「シャチボン」が2011年に販売中止となり、それに代わる新しい名古屋名物を作りたいというジェイアール東海フードサービスの思いから「ぴよりん」が誕生。
一躍有名になったのは、2021年6月29日に名古屋能楽堂で行われた将棋の第62期王位戦7番勝負第1局で、藤井聡太王位(対局当時、現在は七冠)が午後のおやつに「ぴよりん」の形をしたアイス、「ぴよりんアイス」を注文したことから。店頭で大行列ができるようになり、販売後はすぐに売り切れてしまうことも多く、現在では立派な名古屋名物だ。
「ぴよりん」はとても繊細でやわらかいため、崩さずに持ち帰るのが難しいことから、テイクアウトすることは「ぴよりんチャレンジ」と呼ばれる。SNSには「#ぴよりんチャレンジ」のハッシュタグと一緒に、少し残念な姿になった「ぴよりん」が散見される…。2024年には日立製作所の研究開発グループが「ぴよりん」を可愛いまま持ち帰るにはどうしたら良いか、と科学的に検証。YouTubeで発表された。