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味の決め手は母から受け継いだ自家製味噌ダレ『京都中華そば 萬福 下鳥羽本店』@京都市(※本来「福」の字は旧字体)

【西の味噌ラーメン】

「味噌ダレは主役のようでありながら、実は中太麺との相性を考えてのアイデアだと感じるのです。麺に歯が入った瞬間に味噌風味の凄みを知ることになります。京都のラーメン恐るべしです」(門)

特製みそラーメン1150円

『京都中華そば 萬福 下鳥羽本店』特製みそラーメン1150円

味噌ラーメンといえば、札幌のイメージが濃密です。すすきのにある人気店で食べた味噌ラーメンの印象は鮮烈。味噌、スープ、野菜などを入れて煮込んでゆくその迫力と、具材に染み込んだ味噌味こそが、味噌ラーメンの真骨頂、と感じたものでした。

しかし京都ではいささか事情が変わってきます。歴史ある古都の力は、あらゆるジャンルを飲み込んでしまう。僕がここ数年着目しているのが京都の味噌ラーメン。札幌のスタイルとは全く異なり、いわば味噌汁にラーメンが入ったという感じすら受けるのです。

京都伏見下鳥羽にある『京都中華そば 萬福』というラーメン店の「特製味噌ラーメン」。スープはとんこつベースでコクはあるのですが、そこに大豆を発酵させて作った自家製味噌ダレの風味が広がるのです。この風味こそ、こちらの味噌ラーメンの特徴と言えるでしょう。味噌ダレは当主・中村健一さんがお母さんから受けついだ味。熟成の味わいに中太麺がしっかり絡み、シャキッとしたもやし、これからの季節は甘みも含む九条ねぎも魅力的。

『京都中華そば 萬福 下鳥羽本店』特製みそラーメン1150円 スープにしっかりと絡む中太麺

そして毎日仕込むチャーシューも忘れてはなりません。九州産の豚を部位ごとにさばき、ひと晩血抜き、じっくり炊き込み、熟成醤油に漬け込む。まさにトロッとした歯触りが味噌風味と素晴らしい相性なのです。

牧元さん、京風の味噌ラーメンの旋風をぜひとも味わってください。

[店名]『京都中華そば 萬福 下鳥羽本店』
[住所]京都府京都市伏見区下鳥羽北ノ口町88
[電話]075-612-8550
[営業時間]10時半~20時半(20時15分LO)
[休日]月(月が祝日の際は営業、翌日休)
[交通]京都市バス南3系統 油小路丹波橋・アクト京都前停留所から徒歩約4分

門上武司

門上武司

小誌でもおなじみの、あらゆる食情報に精通している西のグルメ王。食関連の執筆・編集を中心に、各メディアに露出多数。関西の食雑誌『あまから手帖』の編集顧問も務める。

※掲載情報は取材時のものになります。内容に変更が生じる場合があります。詳細は店舗にお問い合わせください。
月刊情報誌『おとなの週末』2025年12月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

文/マッキー牧元(東)、門上武司(西)撮影/鵜澤昭彦(東)、松浦稔(西)

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