作った料理を両親に写メで送るイマドキの学生
研究や観察のために時間を取られる理科系の学生にとって、遠方から大学に通うのはなかなか難しい。悠仁さまも大学入学にあたり、近くに部屋を借りて、東京とつくばと行き来をしている。
秋篠宮さまが、2025年11月のお誕生日に際しての記者会見で語られたエピソードがほほえましい。
「(つくばに泊まっているときは)どうも自炊をしているようなんですね。それでいつだったか、少し前ですけれど、庭の畑で採れた野菜を持って行ってポテトサラダを作ったりとか、それからまた、栗ご飯を作ったなどというその時の写真が、メッセージとして送られてきました」
親に写メを送ってくるなど、いかにもイマドキの子らしい。赤坂御用地で採れる野菜はきっとおいしいだろう。さらに、主婦でもハードルの高い栗ご飯である。栗は手剥きするのか、あるいは剥いてある栗を購入するのだろうか。友だちと行き来をしたり、作った食事を一緒に召し上がることもあるだろう。自由を楽しむ悠仁さまの学生生活が目に浮かぶ。
天皇家では、上皇さまがハゼ、天皇陛下が水問題、秋篠宮さまは魚類や家禽などを研究されてきた学者である。皇室の伝統は常に学問であり、またそれは宿命でもある。何かの夢をあきらめてではなく、自ら好んでその道に進むのは、悠仁さまにとってまことに幸せな生まれつきであった。(連載「天皇家の食卓」第49回)
※トップ画像は、宮内庁提供
参考文献:宮内庁公式ホームページ
文/高木香織
たかぎ・かおり。出版社勤務を経て編集・文筆業。皇室や王室の本を多く手掛ける。書籍の編集・編集協力に『美智子さま マナーとお言葉の流儀』『美智子さまから眞子さま佳子さまへ プリンセスの育て方』(ともにこう書房)、『美智子さまに学ぶエレガンス』(学研プラス)、『美智子さま あの日あのとき』、『日めくり31日カレンダー 永遠に伝えたい美智子さまのお心』『ローマ法王の言葉』(すべて講談社)、『美智子さま いのちの旅―未来へー』(講談社ビーシー/講談社)など。著書に『後期高齢者医療がよくわかる』(共著/リヨン社)、『ママが守る! 家庭の新型インフルエンザ対策』(講談社)。









