美味しいものも美味しくないものも……ランキング発表!
それでは10位から1位まで、ランキング形式で発表いたします!
まず10位は『ホイップクリーム』でした。あの~、よく「人のやらないことをやれ」とか「チャレンジなくして成功なし」とかいいますが、ものごとには限度がありますね。ホイップクリーム付けたとんかつ……予想はつくと思いますが、激マズでした。そして今、この記事を書いてたら、あのマズさが脳裏に蘇ってきて、すっごいイライラしてまいりました。
似たタイプでブルーベリーソースも「フレンチっぽくない?」と甘い予想をたてて試してみましたが、これも思い出すだけでイライラだよバーロー!
9位に『田楽みそ』。恐ろしいことに、これで食べると、とんかつがコンニャクの味噌田楽にしか感じられない。田楽みその味が強烈すぎて、それしか感じられないのだ。結果、豚肉がコンニャクになるという、典型的なお金の無駄使い!とんかつは苦手だが味噌田楽は好きという方にのみオススメ。
8位『キムチの素』。試食前の「きっと旨い!」という予想を覆し、屈辱の下位グループ。なぜか?キムチの素って、主張の強い味の完成度が高すぎて、とんかつが影に隠れてしまうんですよ。とんかつならではの肉の旨みよりも、キムチの素の旨みの方が前面に出てきちゃう。
最近人気のタイのシラチャーソースも、その主張高き味の完成度から同じようなパターンに陥りました。主張の強い味の完成度高レベル調味料は、とんかつには合わない模様。
蛇足ですが、シラチャーソースと同じタイ繋がりで『ナムプラー』も試してみましたが、あの魚系発酵の旨みは、正直とんかつに合わないわ、マジで。
7位『ごまだれ』。しゃぶしゃぶに使うアレですが、これは旨い。旨いんだけど7位なのには理由がある。人間の味覚っていうのは恐ろしいもんで、「ごまだれイコールしゃぶしゃぶ」って刷り込まれてるんでしょうね。だからとんかつもごまだれで食べると、印象はズバリしゃぶしゃぶ。ブ厚い豚しゃぶを喰ってる気分。
まったく同じ感覚に陥ったのが『焼肉のたれ』。これで喰うと、とんかつがブ厚い豚焼肉に感じられる。ブ厚い豚しゃぶもブ厚い豚焼肉もイイじゃない!とは思いますが、とんかつならではの味わいを“活かす”調味料という意味で7位といたします。
ここから中位グループ。ということで6位はコレ。『ねり明太』です。辛子明太子の味が、とんかつとまったく融合せず、ノーガードで殴り合いのケンカしている状態。でもそれがイイの。一噛みするごとに「あっ、とんかつ」とか「今度は明太子」とか、微妙に味変する。ふたつの味覚が同時というか時間差で味わえるといいますか、『バットマン』に出てくるヴィランの『トゥーフェイス』的な倒錯の味覚体験を味わいたい方、ぜひ一度。
そして5位は『バーベキューソース』。ひと言でいえば、とんかつソースに燻香が加味された味わい。安心してお試しください。似たような調味料で『デミグラソース』を「旨いはず」と試したら、とんかつにかけると、なぜかとんかつソースをかけた味と大差がない味わいに。諸行無常だなァ…。
4位『豚丼のたれ』。甘じょっぱく濃厚な醤油ベースの味が、豚肉の旨さをわかりやすく引き立てる、王道系。ただ!豚丼をよく食べる人は、『ごまだれ』や『焼肉のたれ』と同じパターンで「これ、豚丼と同じじゃん」と思うかも。それもまた人生。
さぁベストスリーです。ここからは掛け値なしで自信を持って超オススメ。
3位『バジルソース』!とんかつがいきなりイタリアンテイストに劇的変貌!バジルの強烈な香りがとんかつの良さを邪魔するどころか、グイグイと引き上げる。オシャレ度は文句無しナンバーワン!!とんかつ専門店でもぜひコレを卓上に置いてほしいくらい。
そして2位はなんと『のりたま』!ふりかけなんで、たっぷりかけても衣がベチャっとしないという強みのみならず、卵の味わいが、カツ丼のかつ煮的なアクセントを加えてくれる。この組み合わせを発見できただけでもこのページをやった価値がある!
そして栄光の1位はタイの『スイートチリソース』だ!酸味、辛味、塩味、甘み。考えると、この構成って、とんかつソースに近いんですよね。でもとんかつソースとはまったく違う、今まで食べたことのないとんかつが味わえる。これぞ『パラレルワールドのとんかつソース』!
さぁ新しきとんかつの味を試せ!
イラスト/倉本トルル、文/カーツさとう
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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