五街道の起点からはじまり、今では国道7路線の起点となっている日本橋で美味巡りをしましょう。再開発が進み街の雰囲気が変わり始める中、何百年と続く老舗は移転をし、新たな展開を見せています。今回は街に溶け込む立ち飲み店をチェック。食べるだけでなく歴史や文化にも触れられる。そんな2軒をご紹介します。散歩がてら”粋”な味を楽しんでみませんか。
飲み比べを楽しみながら穴子で一杯!『日本酒Bar 川口酒店』@日本橋
かつて酒屋の倉庫だったという建物を使った空間が細長く隠れ家めいて落ち着く。店名もそれにあやかった日本酒バーだ。1階が立ち飲み、2階がテーブルで、産地や造り、酒米の種類なども違う日本酒が偏らずに揃っているのがうれしいところ。
そして1階だけなのだが、3種類60mlずつ飲み比べられるセットがあるのも実に楽しい。そしてもうひとつ、見逃せないのが穴子のアテの数々。
穴子骨せんべい600円、穴子の串焼き(白焼き・蒲焼)1本650円、楽器正宗(220ml)2000円

元寿司職人の店主・山田さんが朝締めを捌くのだが、きれいな仕事で、ふっくらと穴子の旨さを引き出していて実に酒に合う。煮穴子の握りや細巻き。串焼きに串カツ、串天ぷらやカマ肉の竜田揚げなんかも。
お気に入りの一杯で穴子呑みを満喫。ちょっと粋な愉しみ。
店主:山田隆之さん「日本橋らしく落ち着いた雰囲気も楽しんでください」
[店名]『日本酒Bar 川口酒店』
[住所]東京都中央区日本橋2-9-6、1階・2階
[電話]03-6225-2850
[営業時間]17時半〜23時(22時半LO)、土:13時半〜20時半(20時LO)
[休日]日・祝
[交通]地下鉄銀座線ほか日本橋駅C4出口から徒歩2分
自由で楽し過ぎる料理を立ち飲みで『すこぶる』@日本橋
黒板メニューには「レバニラ焼かない」「銀杏パルミジャーノ」「セリセセリセロリ」等々、見てるだけで楽しいメニューが並ぶ。
「これ面白いんじゃないかと思うとつい作りたくなっちゃうんですよ」とは店主の倉田勝弘さんだ。
一方で「一生懸命働かない(がんばり過ぎない)」がテーマだとも言い、そんな空気感もとても居心地がいい。で、実際面白いに止まらず、食材の合わせ方のセンスも抜群でいずれも旨い。
例えば本日のおまかせタコスは「ほたるイカとおかひじきとこごみのタコス」。
ナチュールワイングラス900円〜、おまかせタコス700円
ここに徳島のおばあちゃんたちが手絞りしたすだちを使った神山すだちサワー。くー、最高でしょ。最年長80代から若い子まで常連が多いのも頷ける。
店主:倉田勝弘さん「料理はワンオペだけどメニュー数はどんどん増えてます」
[店名]『すこぶる』
[住所]東京都中央区日本橋室町1-12-8日本橋ムロホンビル5、1・2階
[電話]03-6665-0366
[営業時間]18時〜24時
[休日]不定休
[交通]地下鉄半蔵門線ほか三越前駅A4出口から徒歩3分
撮影/大西陽(川口酒店)、小島昇(すこぶる)、取材/池田一郎
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
※画像ギャラリーでは、日本橋で出合った”粋”な絶品料理の画像をご覧いただけます
※月刊情報誌『おとなの週末』2026年5月号発売時点の情報です。
■おとなの週末2026年6月号は「ビールは旅。」










