スイーツ好き女優・大野いとさんオススメの“おかし”に合うコーヒーを、コーヒー好き女優・美山加恋さんがレコメンドし、フードペアリングする連載「おかしなコーヒーのハーモニー」。大野さん登場回、第38回目の今回は、“リトル・パリ”神楽坂らしいスイーツをご紹介します。
“リトル・パリ”神楽坂らしい落ち着いたカフェ
私の大好きな神楽坂にやってきました。
神楽坂といえば、東京屈指のグルメの街。気軽なビストロから和食の名店まで、多彩な美食が楽しめます。特にフランス人コミュニティが根付いていることから、本格フレンチやベーカリー、チーズ専門店にワインショップまで数多く集まっていて「リトル・パリ」と言われるのも納得です。
そして一歩路地へ入ると、石畳や黒塀が続き、今も花街の風情が色濃く残っています。運が良ければ芸者さんの姿に出会えることも。フランスのエスプリと江戸の情緒が美しく調和する神楽坂は、歩いているだけで心が満たされます。
今回は、そんな神楽坂にぴったりのスイーツをご紹介したいと思います。
訪れたのは、神楽坂駅から少し歩いた静かな場所にある『Cafe 1 Part』さん。木のぬくもりを感じる落ち着いた店内には、丁寧に作られたスイーツが並んでいます。プリンやチーズケーキも人気ですが、今回のお目当ては評判の「抹茶テリーヌ」です。
深い緑色のテリーヌは、ひと目で抹茶の濃さを感じさせます。フォークを入れると、ねっとりとしていながらきめ細かく、口に含めば宇治抹茶の豊かな香りとほろ苦さが口いっぱいに広がります。続いてホワイトチョコレートのやさしい甘さとミルクのコクが重なり、抹茶の風味をより一層引き立ててくれます。
抹茶テリーヌは甘さが強すぎたり、反対に苦味が際立ちすぎたりするものもありますが、こちらはそのバランスが絶妙です。抹茶をしっかり感じられるのに食べやすく、濃厚なのに重たさを感じません。ねっとりとした食感でありながら、口の中ではすっとほどけていき、気付けばもうひと口、もうひと口とフォークが進んでしまいます。
途中で添えられた生クリームを合わせてみると、また新たなおいしさが広がります。やさしい甘さが加わることで抹茶のほろ苦さがほどよくやわらぎ、よりまろやかでクリーミーな味わいに。そのままいただけば抹茶本来の豊かな風味を、生クリームと合わせればデザートらしいやさしい甘さを楽しめるので、ひと皿で異なる表情を楽しめるのもうれしいですね。
和の趣とフランス菓子の魅力が詰まった『Cafe 1 Part』さんの抹茶テリーヌ。まさに神楽坂らしいスイーツなのでした。
みなさんも街を散策したあとに、ゆっくりコーヒーと一緒に楽しんでみてはいかがですか! もちろんテイクアウトもできますよ。
加恋ちゃん、こちらのお店はラテアートもとてもかわいいので機会があればぜひ行ってみてください! それと前回のコラムで紹介してくれたエスプレッソとミルクのグラデーションが綺麗な「アイスラテ」と「ピスタチオバスクチーズケーキ」の組み合わせ、とてもおいしそうですね。私も行ってみたくなりました!
●大野いと(おおのいと)/1995年7月2日生まれ、福岡県出身。2011年に映画『高校デビュー』で女優デビュー。『あまちゃん』をはじめ、映画、ドラマ、舞台で活躍。




