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市場にはほぼ出回らない、価値ある肉がある。それは山口県阿武郡だけで飼育されている「無角牛」。

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BAL Bocca(最寄駅:吉祥寺駅)

全国の肉好きに味わってほしい幻の希少種“無角牛”

牧草や稲わらを食べて健やかに育ち、肉質は脂肪の少ない深紅の赤身が中心だ。それゆえ霜降り肉の隆盛で需要が縮小し、現在は月3~4頭しか出荷されない“幻の牛”に……。しかし料理長の鈴木康一氏は「無角牛の健全な美味しさこそが、和牛の本当の味なんです」とキッパリ。いやあ、食べて納得。肉を鉄板にのせた瞬間、ぶわ~んと立ち上る甘い芳香。ロゼ色の赤身を噛みしめるたびに、「サラバ、霜降り信仰!」と叫びたくなった。人の体は正直だ。

無角和牛のグリル・ウチモモ (230g)

2990円(約2人前)

しっとり瑞々しいウチモモ肉の塊。低温で1時間かけて焼き、肉全体の旨みを活性化させる。「無角牛をひと言で表すなら“エレガント”」と語る料理長。ひと口目の上品な味わいの後に、深いコクの余韻が続く。たっぷりのフライドポテト付き

無角和牛コロッケ、エリンギのグリル

600円、600円

エリンギは日本最古の品種「とっとき1号」。肉厚で香り高い。無角牛の味が際立つシンプルなコロッケも必食だ

シャルキュトリー盛り合わせ

1500円

サラミや生ハムはすべて自家製。母体が肉卸問屋なだけあって、豚や鶏、ジビエなども、由緒正しい選りすぐりの肉だけを扱う

お店からの一言

店長 末久耕太さん

「牛肉本来の旨さが詰まった無角牛の魅力を多くの人に広めたい!」

BAL Boccaの店舗情報

[住所]東京都武蔵野市吉祥寺本町3-10-3 [TEL]0422-23-8560 [営業時間]17時~23時頃LO [休日]月、第3火 [席]カウンターあり、全16席/喫煙可/予約可/カード不可/サ・席料なし [交通アクセス]JR中央線ほか吉祥寺駅公園口から徒歩10分

電話番号 0422-23-8560

撮影/大西尚明 取材/林 匠子

2019年9月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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