『中華 味一』@不動前
タンメン(700円)
2種類の地鶏のガラやモミジを炊いたスープは、コクがありつつも、すっきりとして後をひく。具はモヤシ、キャベツ、ニラなど。
たっぷりの野菜から スープの旨さがあふれ出す 店主が惚れた懐かしの味
かつて三田にあった中華料理店『味一番』。少年時代、この店のタンメンと炒飯が大好物だった店主・今野さんは、それを再現するため植木職人から料理の世界に飛び込んだ。
タンメンは、記憶を辿って独学で修得。たっぷりの野菜を炒めてから、2種類の地鶏で取ったコク深い濃厚スープを注ぐ。溶け出した野菜の甘みが特注麺に絡み、なんともやさしい味わいだ。
ふんわり、パラリの炒飯も食べずには帰れない。街中華の名店ここにあり!
炒飯(680円)
具は刻んだチャーシューやナルト、玉子、ネギといたってシンプルだが、炒めの技で香ばしさを生み、米の旨さまでも引き出している。タンメン+半炒飯セットも(1000円)
餃子(390円)
野菜たっぷりの餡をモチモチとした厚めの皮で包み、かぶりつけばジューシーな肉汁がほとばしる
店主 今野博史さん
「近隣ならば出前も承ります!」
[電話]03-3490-9531
[営業時間]11時半~15時LO、17時半~23時(22時半LO)
[休日]無休
[交通]東急目黒線不動前駅から徒歩6分
『富白』@御徒町
鶏ぶた塩タンメン(880円)
カツオ節や昆布で旨みを持たせた塩ダレが、スープにさらなる深みと厚みを出している
剛麺の力強いコシと小気味いい食感の野菜で際立つ白湯スープの旨み
シャキッと小気味いい野菜に、ゴツゴツとパワフルな縮れ麺。両者の相反する食感が、口の中で鮮やかに調和し引き立て合う。
野菜にたっぷり吸わせたスープは、鶏ガラをベースにニンニクや生姜、香味野菜で深みを持たせた濃厚白湯。その骨太な旨みが、具材と麺をたくみにつないでくれるのだ。
唐辛子入りの鶏油をかけた辛タンメンも人気の一杯。
基本的に昼の営業で、その日の仕込み分が売り切れとなってしまうのでご注意を。
鶏塩拉麺(700円)
同じ素材でとった清湯スープに細麺を合わせた、あっさりとした味わい。スープに浮かぶ鶏油が麺に絡みつきコクを増している
[電話]非公開
[営業時間]11時~15時
[休日]日・祝(臨時休はツイッターで告知)
[交通]地下鉄日比谷線仲御徒町駅1番出口から徒歩2分
『タンメンしゃきしゃき 新橋店』@新橋
タンメン(700円)
具はモヤシ、キャベツ、ニンジンなどの国産野菜に豚バラ肉が入る。好みで卓上の自家製ラー油をかけて辛みを足しても
テンコ盛りの野菜でヘルシーかつ満腹! 行列必至の人気店
麺モノはまさしくタンメンのみ。昼時ともなればこの一杯を求め、新橋界隈のビジネスマンが行列を作るのだ。
山と盛られた野菜は1人前でなんと500g以上! 店名に違わぬシャキシャキとした歯触りが、なんとも心地良く響くのだ。
麺は自家製の平打ち中太麺。鶏ガラに昆布や煮干しのダシをあわせたすっきりとしたスープがほどよい縮れに絡み付く。
餃子(5個、450円)
餡にはキャベツやニラなどの野菜がたっぷり入り、あっさりとした味わいだ。厚めのモチモチ皮との相性も抜群
店長 古坂大地さん
「九段下や錦糸町にも支店があります」
[電話]03-3437-7222
[営業時間]11時~23時半(23時15分LO)、土・日・祝11時~22時(21時45分LO)
[休日]無休
[交通]JR山手線ほか新橋駅烏森口から徒歩4分
『花家』@日暮里
タンメン(780円)
瑞々しく仕上げたモヤシ・キャベツ・ニラなどの野菜の食感も抜群。
あっさりスープ×細麺 懐かしくも奥深いタンメンに拍手喝采!
戦前に生花店から始まり、戦後は甘味処、そして今では街の人々に愛される食事処となった。
定食や丼物に洋食と幅広いメニューのなかでも、いちばん人気がこのタンメン。豚骨や鶏ガラベースの動物系ながらも、あっさり清湯に仕上げたスープに、スマートな特注の細麺がマッチする。
素朴で実直なその味わいは、毎日でも食べたくなる旨さなのだ。
焼き餃子(550円)
粗く刻んだキャベツの食感や、生姜の爽やかな香り、豚挽き肉のコクがひと口サイズにギュッと詰め込まれている。しっかりした味付けで、ご飯やビールとも相性ピッタリ
3代目 金森伯文さん
「持ち帰り用の生餃子も人気です」
[電話]03-3821-3293
[営業時間]11時~20時(19時半LO)
[休日]火
[交通]JR山手線ほか日暮里駅西口から徒歩1分
『花家』
谷中散策の途中にも立ち寄りたい
『来々軒』@木場
タンメン(750円)
麺は浅草開化楼製の平打ち麺。鶏ガラ、豚ゲンコツ、モミジなどを炊いた上品な清湯スープを受け止める
やさしいタンメンとガッツリ餃子 旨さ膨らむバッテリー
ここへ来たら”タンギョウ”(タンメン+餃子)で注文すべし。
キャベツたっぷりのタンメンは、野菜の甘み際立つライト系。塩ダレは使わず中華鍋で塩や胡椒とあわせた、淡くおだやかな味わいだ。一方むっちり厚い皮に包まれた餃子は豚肉のコクをしっかり感じるどっしり系。
交互に食べれば、それぞれの旨さが倍増する、まさに黄金コンビだ。
餃子(510円)
通常の約2倍の餡を包んだ特大サイズ。スープで茹でてから底面をラードで焼き、肉汁からあふれるコクと香ばしさがたっぷり
店主 荒張好衛さん
「餃子と自家製ラー油はお取り寄せもやってます」
[電話]03-6458-6368
[営業時間]10時半~15時、17時~20時(各10分前LO)※材料がなくなり次第終了
[休日]水、第1•3木 ※祝日の場合は営業し翌休
[交通]地下鉄東西線木場駅1番出口から徒歩4分
※店のデータは、2019年2月号発売時点の情報です。
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