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羊肉豆知識

羊肉はビタミンB2などのビタミン類を多く含み、ミネラルも豊富。血中の中性脂肪や悪玉コレステロール値を下げてくれるL-カルニチンも多く、とってもヘルシー。
生後1年未満の仔羊の肉を「ラム」、生後2年以上の羊の肉を「マトン」という。

『ラム肉専門店 隣のロッヂ』@高田馬場

コースは「生ラム肩ロース」から順に提供。リンゴが入り、ショウガやニンニクが利いたタレと薬味も美味。ラムしゃぶの腕ロースも、味わいを感じられるよう厚めにスライスしている

欲張りさん必食!鍋ひとつで2種の料理が楽しめる

ラムへの愛に満ちている、代表の越坂部さん。「日本各地や世界中でラム料理を食べまくった」と言う彼がいちばん美味しいと思う食べ方を追求した結果が「焼き」「しゃぶしゃぶ」

それが一度にいただける鍋を前にしたら、存分に楽しむしかないと、ワクワクが止まらない!

厳選したオーストラリア産ラムは、柔らかく噛むほどに感じられる甘みが魅力。まずは食べ応えのある厚さにカットされた肩ロースをレアめに焼いてシンプルに岩塩でいただけば、噛み締めるたびにその甘み、旨みを堪能できる。

美味しさに思わず笑みがこぼれること間違いなしだ。

Lamb Data
[産地]オーストラリア産[使用部位]肩ロース、腕ロースなど※写真はラムチョップ

ロッヂコース(2700円、写真は2人前)
上から時計回りに、野菜盛り、ラムしゃぶ、岩塩で食べる生ラム肩ロース、生ラムウデロース、ラムしゃぶの〆卵麺
コースでは「野菜盛り」がおかわり自由なのもうれしい

ちなみに、ジンギスカンに欠かせない「モヤシ」は食物繊維が含まれ、生活習慣病を予防・改善するとされている。
「キノコ」もビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なヘルシー食材。「トマト」に豊富に含まれるリコピンは、強い抗酸化作用があることで知られている。

「ラムパクチー」はクミンなどのスパイスが利いた甘辛味。この日のフルーツトマトはアメーラ。氷にレモンピールを入れたレモンサワーは、時間経過で味わいが変化

店長:松倉 剛さん(右) 代表:越坂部忠生さん(左)
「ラムを徹底的に楽しんでいただくため様々なアイデアを考えています」

[住所]東京都新宿区高田馬場2-15-4 2階
[電話]03-6302-1670
[営業時間]17時〜23時(22時半LO)
[休日]日、不定休
[交通]JR山手線ほか高田馬場駅早稲田口から徒歩5分

『ラム肉専門店 隣のロッヂ』

『北海道ジンギスカン 良夢』@岩本町

最高の焼き加減で楽しもう
ちなみに、「ニンジン」には抗発ガン作用などのあるβ ベータカロテンが豊富。「ニンニクの芽」はアリシンという物質を含む。ニンニクと同様の臭いの元で、疲労回復や滋養強壮が期待できる

「北海道で食べるより旨い!」と道民に言わしめた 至極のひと鍋

その美しい色合いにノックアウトされた生ラム。七輪でレアめに焼いた肉を噛み締めれば、フレッシュな味わいと芳醇な香りに感動!

美味しさの秘密は、北海道・羅臼出身の店主・本多さんの従兄弟が経営する札幌の卸より、2日ごとに仕入れているため。だから常に鮮度抜群のラムがいただけるのだ。

切り方、焼き方にもこだわりがあり、「焼きすぎないこと」が美味しくいただけるコツだそう。本多さんや熟練のスタッフが焼き方をテキパキと教えてくれるし、タイミングによって焼いてくれることも。

人気店なので予約がおすすめだ。

Lamb Data
[産地]非公開[使用部位]肩ロース、ロースなど※写真は肩ロース

ジンギスカンコース(3000円、写真は2人前)
上から時計回りに、焼野菜盛合せ、知床どり、塩ダレ生ラム、生ラム、特上ロースステーキ、熟成味付生ラム
お得なコースは多彩な味付けでラムの魅力を堪能させる。生ラムは濃厚な自家製タレと。「ロースステーキ」はワサビ塩でいただきたい

厚焼き玉子(680円)
卵を贅沢に6個使用。甘めのやさしい味わいが特徴だ。この玉子焼きとからしマヨネーズがマッチする裏メニューの「たまごサンド」(3切・600円)は予約可能 

店主 本多京子さん
「”お客様のためにいい仕事をしたい”その一心で続け、おかげさまで34年目です」

[住所]東京都千代田区岩本町3-10-12
[電話]03-3866-2021
[営業時間]17時〜23時(22時LO)、土17時〜22時(21時LO)
[休日]日・祝※祝の土は営業
[交通]都営新宿線岩本町駅4番出口から徒歩1分

『北海道ジンギスカン 良夢』

『ジンギスカン けやき屋』@飯田橋

七輪を使い炭火で香り高く焼くのがこだわり

旨みは強いが脂スッキリ 希少なラムを高コスパでいただく

国内総輸入量の約1% という、希少なアイスランドラムを提供。肉としての旨みが濃く、繊細な肉質で脂もスッキリとしている。それでいてジューシーなのが特長だ。

このラムに惚れ込んだ店主が、それまで培った和食やイタリアンの技を惜しみなく発揮し、ジンギスカンの他、様々なメニューでも魅力を引き出している。

驚きなのはコスパの高さ。ボトルワインは3024円均一、コースはすべて飲み放題付き。さらに土曜日は食べ飲み放題もあり。不定期のイベントも開催し、アイスランドラムの魅力を追求する。

今後も目が離せないし、通いたくなる一軒だ。

Lamb Data
[産地]アイスランド産[使用部位]肩ロース、腕ロース、レバー、バラ(マトン)など※写真は肩から腕の部分

手前:ジンギスカンセット(1944円、アイスランドラム+季節のお野菜)
奥:厚切りアイスランドマトン(950円)
※すべて写真は2人前
限定品の「アイスランドマトン」は、脂身の部分に旨みが凝縮。マトンのイメージがくつがえされるはずだ

ちなみに、季節により変わる『けやき屋』の野菜盛り。「ナス」の紫色はコレステロールの吸収を抑えるアントシアニンの色。「ズッキーニ」は体内の塩分を排泄するカリウムが豊富。

アイスランドラムチョップ(2本、1512円)
ひとりで2本平らげるお客さんが続出中というラムチョップ。英国・マルドンの天日塩で素材が持つ味わいを楽しんで

ラムのカルパッチョオレンジ風味 果肉乗せ(1058円)
風味よく柔らかなラムがオレンジの香りをまとう珍しい逸品。ワインにもよく合う

[住所]東京都新宿区下宮比町2-7 西欧ビル1階
[電話]03-5946-8678
[営業時間]11時45分〜14時LO ※平日の月・水のみ、17時〜23時半(22時半LO)
[休日]日・祝 ※8月24日〜9月1日は休み
[交通]都営大江戸線ほか飯田橋駅C1出口から徒歩2分

『ジンギスカン けやき屋』

『ラム肉専門店 lamb ne』@新宿三丁目

網は火が通りやすい中心部とじっくり熱が入る端部分を使い分けて美味しく焼きたい

日本でここだけ!ラムをまるごと “食べ尽くす”

「今までにないラムの新しい魅力を知ってもらう」をコンセプトとし、焼肉スタイルでいただける部位はなんと16種類以上

卓上に置かれているのはストップウォッチと「ラム肉のおいしい焼き方」と書かれた指南書。希少なラム肉たちが持つ個性と美味しさを堪能するためのこだわりだ。

果物や野菜の他に昆布ダシなどが入ったタレや有馬山椒、自家製七味などの薬味も凝っていて美味。テーブルに添えられた雪塩をはじめ、お気に入りの食べ方を見つけてみてほしい。

なお超希少な「ベビーラム」と「外ももはばき」は、予約時に有無を確認しておきたい。

Lamb Data
[産地]オーストラリア産[使用部位]骨付きカルビ、ロース、タン元など※写真はイチボ

フィレ 淡雪塩添え(1598円)
柔らかく繊細な肉質を味わうべく、レアでいただくのがおすすめ。ふくよかで丸みのある味わいとふわっとした食感が特徴の淡雪塩をたっぷりつけて

フィレに、淡雪塩をたっぷりとつけていただく

超希少!!外ももはばき(950円)
一頭から約300gしか取れない、股関節に近い部分の希少部位。羊が持つ芳潤さがありながら赤身肉らしい力強い旨みが感じられる。ここでしか食べられない限定品

超希少!!ベビーラム(1382円)
流通量が少ない生後3ヶ月未満の乳飲み羊。柔らかでミルクのような甘い味わいと香りが口中に広がる。提供部位は日によって変わるが、この日はロース部分を使用

ラムしびれ(734円)
「しびれ」とは胸腺のことで、仔羊の時しか取ることができない希少な部位。まるで白子を焼いた時のようなとろりとした食感とやさしい甘みがクセになる

絶品塊イチボ肉のホイル焼き(2678円)
テーブルで軽く焼いたらスタッフが仕上げて提供してくれる

やわらか炙りラム肉のユッケ(1382円)
表面をサッと炙りカットされたユッケ。赤身肉の美味しさと甜麺醤を使ったコクのあるタレが絡む

マネージャー 横森優太さん
「開店直後の落ち着いた時間帯や焼き方がわからないときはスタッフがお手伝いします」

[住所]東京都新宿区新宿3-28-15 TRN4階
[電話]03-6273-1033
[営業時間]11時半〜15時半(15時LO) ※土・日・祝のみ、17時〜24時(23時LO)
[休日]無休
[交通]地下鉄丸ノ内線ほか新宿三丁目駅A5出口から徒歩1分

『ラム肉専門店 lamb ne』

『ULTRA CHOP plus』@麻布十番

左から、ラムチョップレギュラー(518円)、柚子胡椒(518円)、トリュフマスタード(626円)
各1本ずつ食べて最後にもう一度「レギュラー」をおかわりするお客さんが多いのだそう

熟成がかけられ、旨みがのった唯一無二の味をぜひ

厚めにカットされているのに、柔らかくジューシーなことに驚かされるラムチョップ。

生後4〜6ヶ月のニュージーランド産ラムを、チルドの状態で約2ヶ月かけて船便で取り寄せ。自然と絶妙な熟成がかかり、旨みが濃くなっていることが特長だ。

それを炭火で丹念に焼き上げ風味豊かに仕上げているから、いくらでも食べたくなる。まずはまろみのあるクリスマス島の塩を使ってシンプルに味付けられた「レギュラー」で、素材そのものの美味しさをお試しあれ。

ラムメニューの充実ぶりも屈指で、あれこれ目移りしてしまうこと請け合いだ。

Lamb Data
[産地]ニュージーランド産[使用部位]ラムチョップ、タン、スペアリブなど

ラムチョップ

ちなみに、「ラムチョップ 柚子胡椒」には大分県中津江村の柚子胡椒を使用。「ユズ」はビタミンCが豊富で、「青ユズ」に多く含まれるヘスペリジンとの組み合わせはビタミンの吸収率を高めるのだそう。

ラムのたたき〜花びらチーズ添え〜(1706円)
表面を炭で香ばしく焼き上げ、しっとり柔らか。羊のチーズ「プティ・アグール」と合わせると美味しさの相乗効果が格別。50種以上を揃えるワインは『割烹小田島』(六本木)の小田島大祐氏がセレクト。グラスワインも10種ほどあり豊富だ

ウルトラチョップカレー(1382円)
スパイシーだけど辛くないラムバターカレー

オーナー 高岳史典さん
「京都先斗町や神楽坂の姉妹店は雰囲気やメニューが若干異なるのでお好みで」

[住所]東京都港区麻布十番2-3-6 FLEG麻布十番地下1階
[電話]03-3455-1339
[営業時間]18時〜翌4時(翌3時LO)、土・日・祝16時〜24時(23時LO)
[交通]地下鉄南北線ほか麻布十番駅4番出口から徒歩2分

『ULTRA CHOP plus』

『ラムと豪州ジビエのお店 プラスアルファキッチン』@門前仲町

名物ラムカツ(1本702円)
ワインはラムとの相性の良いオーストラリア産を30種揃えている。うち12種類はグラスでも提供
Lamb Data
[産地]ニュージーランド、オーストラリア[使用部位]ラムチョップ、カルビなど

ラムをヘルシーに揚げた罪悪感の少ないカツは ヤミツキになる美味しさ

カンガルー、ワニ、ダチョウなどを提供する豪州ジビエ店でダントツ人気なのがこの「ラムカツ」。オリーブオイルで軽やかに揚げ焼きされ、ハーブの利いた衣はサクサク、中心部は美しいピンク色に仕上げている。

使用するのは、春から初夏にかけて栄養価が最も高くなっている時期の牧草を食べて育ったスプリングラム。羊肉の持つ草のような香味と旨みを衣で閉じ込めている

その他、ラムを使った限定の料理が楽しめる毎週水曜日のランチにも注目。

お肉でパワーチャージできる上に、美味しくてヘルシーなんて、もう最高ではないか。

手前:96時間熟成ラムカルビのスパイス焼き(950円)
奥:ラムの生ハム(950円)
風味が抜群の「生ハム」は旨みが凝縮されていて、お酒が進む塩加減。ワインと合わせて永遠にループしたくなる旨さだ。クミンが利いた甘辛タレで焼き上げた香り高い「熟成ラムカルビのスパイス焼き」は中毒性のある味
ちなみに、スパイス焼きの「サニーレタス」は緑黄色野菜。βカロテンが豊富でレタスの10倍も入っている。

オーナー 星乃健志さん
「コンセプトは「カラダよろこぶ」。お酒も食べることもお好きな方に好評です」

[住所]東京都江東区門前仲町1-12-8 ミナミビル1階
[電話]03-6458-8240
[営業時間]11時40分〜14時(13時半LO)※平日の月・水・金のみ、18時〜24時半(23時半LO)
[交通]地下鉄東西線ほか門前仲町駅3番出口から徒歩2分

『ラムと豪州ジビエのお店 プラスアルファキッチン』

『Spice Bazaar Achakana』@新宿

ラムのスパイス焼き(6ピース、730円)
少しレアめにしっとりとタンドールで焼き上げる。生のスペアミントを使ったミントチャツネと合わせて

舌と身体が喜んで仕方ない、ラムとスパイスの融合。間違いなしの旨さに唸る

店主の新さんは大塚の名店『カッチャルバッチャル』などで腕を振るい、独立して2019年春にこのスパイスバルを開店。すでにカレーマニアやスパイス愛好家の間で大きな話題になっている。

インド料理をベースにした数々のメニューを提供。特に新さんがこだわったのは素材を活かす塩加減。素材の重量1.1%分の塩分量を厳守。さらに、ふくよかな味わいを生み出す絶妙なスパイス使いと、ジューシーで柔らかに仕上げる火加減が味の肝だ。

自身も「お酒が好き」という新さんがセレクトしたインドのワインなどと一緒にゆったりと楽しみたい。

Lamb Data
[産地]ニュージーランド産[使用部位]肩、モモ(マトン)

手前:スパイシーマトンカレー(1180円)
奥:チーズクルチャ(630円)
9割のお客さんが食べるという「チーズクルチャ」。濃厚なチーズとガツンと利いたニンニクが織りなす風味がたまらない。粗挽き黒胡椒のスパイシーさがマトンの旨みを引き出す。
ちなみに、スパイシーマトンカレーにはたっぷりの「玉ネギ」を使用。血液をサラサラにするアリシンが豊富だ。

店主 新 直樹さん
「おひとりさまでもグループでも料理とお酒をゆったり楽しんでいただきたいです」

[住所]東京都新宿区西新宿7-12-23 松沢ビル3階
[電話]03-6883-3652
[営業時間]11時半〜15時(14時半LO)、17時〜23時(22時15分LO)
[休日]日、ランチ不定休
[交通]地下鉄大江戸線新宿西口駅E8出口から徒歩3分

『Spice Bazaar Achakana』

撮影/西﨑進也(プラスアルファキッチン)、小島 昇 取材/市村幸妙
※店のデータは、2019年9月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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