【親子丼★★★】きすけ(最寄駅:溜池山王駅)
ライター・菜々山いく子イチオシ! 「高級地鶏を惜しみなく使った都内屈指の丼がここにアリ!」
『きすけ』の親子丼(並盛) 980円
使用するのは秋田の契約農場から届く比内地鶏で、広大な土地で育った鶏肉は歯を押し返すような弾力と力強い旨みにあふれている。それをやさしく包むのが濃厚なコクの黄身をもつ奥久慈卵。米粒と混じり合い喉を通り抜けていくトロトロの半熟具合は、まさに贅沢なTKG! 砂糖は加えず、醤油とみりんだけで作るあっさりとした割り下が、さりげなく鶏肉と玉子をつないでいる。高級地鶏を使用しながら、1000円以下というコスパも抜群な珠玉の1杯なのだ。
【中華丼★★★】中華風家庭料理 ふーみん(最寄駅:表参道駅)
ライター・松岡芙佐江イチオシ! 「ぷりぷりシャキシャキの具がご飯の上にたっぷり!」
『中華風家庭料理 ふーみん』の中華丼 昼1150円 夜1550円
「中華丼」は一品で野菜、肉などの栄養をバランス良く取れるひと皿。老鶏、豚骨、香味野菜などからとったスープをベースに味付けしている。納豆の最も美味しい食べ方を追求したという「納豆ごはん」も、ひと口食べる毎に、素朴な旨みがじわじわ伝わってくる。ランチのLOが16時までと長く、「微妙な時間だし、ランチどうしよう」と途方に暮れたときに温かく迎えてくれるのもありがたい。
【もつめし★★★】東邦酒場(最寄駅:お花茶屋駅)
編集・戎 誠輝イチオシ! 「一気呵成にスルッと完食!煮込みとご飯のザ・酒場メシ」
『東邦酒場』のもつめし 450円
ご飯にもつ煮込みをぶっかけただけ(失礼!)だが、これが旨い。白と赤の中間の味噌がベースの煮込みはサラッとしているから、ご飯とモツがスルスルッと胃に収まる。ワシワシとかっこむ姿に「行儀が悪い」と突っ込むのは野暮ってもの。開店から60年、町工場で働く人がメインだった客も、今では近隣の若い家族に様変わり。女性のひとり客もいるというから驚きだ。酒場も時代を移す鏡なんだなぁ。
【洋食丼★★★】洋食や シェ・ノブ(最寄駅:浜松町駅)
ライター・林 匠子イチオシ! 「フォアグラ×ステーキの最強タッグをかき込む幸せ」
『洋食や シェ・ノブ』のノブ風フォアグラ丼 昼1100円(スープ付き)夜2500円
目当ては日替わりランチの月曜担当、ビフテキ丼だ。レア気味に焼き上げた豪州産リブロースはすこぶる柔らか。そして肉汁とバター、10年間継ぎ足してきた濃密なソースがしみたご飯の旨さたるや……! だが、この店にはさらにお値打ちな丼がある。月に1~2回、金曜に登場する「フォアグラ丼」。とろふわの濃厚フォアグラと、その下に敷かれたステーキを同時にかき込めば、あまりの口福に言葉を失います、ハイ。
【オムライス★★★】洋食ホクエツ(最寄駅:梅屋敷駅)
ライター・肥田木奈々イチオシ! 「素朴で温かい人情洋食屋グラタン類も絶品です」
『洋食ホクエツ』のスペシャルオムライス 1000円
オムライスは定番とスペシャルの2種があり、約4個分の卵を使う後者が卵好きの私のお気に入り。半熟卵の中はシンプルなチキンライスというのも期待を裏切らず、1週間かけて仕込むデミグラスソースが優しい味わいだ。メニューにはナポリタンなど洋食が並び、どれも上質な材料を使用して丁寧に作った美味揃い。おまけにボリューミー。ここではカロリーなんて気にしない! が鉄則だ。
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