炭酸水市場の急成長と飲料の糖質について カナダドライ「ザ・タンサン・ストロング」
近年、炭酸水がめちゃくちゃ売れているのをご存じだろうか?
「炭酸水」とは字のごとく、ほぼ炭酸と水だけで作られた飲み物で、そんなものは昔から販売されている。
炭酸による刺激はあるが、糖質ゼロなので甘みもなく、単体で飲むと味も素っ気もない飲み物だ。
それが、ここ最近の生産量の伸び率がハンパなく、2007年以降の10年で、約7倍にまで増加しているのだ。
以前、ぐるなび総研さん主催の「今年の一皿」に、2017年は「鶏むね肉料理」が選ばれたことを紹介したが、同年の準大賞には「強炭酸ドリンク」が選ばれていた。
選考理由は、レモンサワーやハイボールのブーム、ソフトドリンクでも強炭酸の刺激による爽快感が新定番となったことが挙げられている。
でも、それだけが理由じゃないと思う。
というのは、無糖の炭酸水が売上げを伸ばしている裏で、有糖の炭酸飲料はわずかではあるが、販売数が減少しているのだ。
まとめると、無糖の炭酸水は10年で7倍売れているのに、有糖の炭酸飲料は販売数が伸び悩んでいるどころか少し減ったということになる。
おそらく鶏むね肉同様、炭酸水市場が急成長したのは、ダイエットへの感心が高まったことも関係していると思う。
実体験から、ダイエットを成功させるには、糖質の摂取量を減らすことがポイントになるのは間違いないと思っている。
そして、糖質の摂取量を減らす足がかりとして、飲み物からは一切糖質を摂らないことから始めるのがおすすめだ。
ミネラルウォーターやお茶、ブラックコーヒーや無糖の紅茶、そして刺激がほしい時には炭酸水を選ぶだけなので比較的簡単に始められるはず……。
ダイエットへのアプローチだけではなく、クリアな味わいにもこだわった強炭酸水
炭酸水市場が急成長し、なかでもアサヒ飲料のウィルキンソン「タンサン」は、10年で販売数を10倍に伸ばすという好調ぶりで、トップシェアを誇っている。
そして、この牙城を崩すべく、日本コカ・コーラが気合いの入ったプロモーションとともに売り出したのが、カナダドライ「ザ・タンサン・ストロング」だ。
日本コカ・コーラ史上最高のガスボリュームという強炭酸と、炭酸ガスまでフィルターを通すという、『泡までろ過する』技術で、クリアな味わいを追求している。
飲んでみるとキリッとした強炭酸水ならではドライな喉ごしと、雑味のないクリアな味わいは単体でもおいしいと感じる。
もちろん糖質ゼロなので、糖質を制限することにも役立つ。
同時発売されたレモンフレーバーの「ザ・タンサン・レモン」も強炭酸、かつ無糖なので、フレーバーがないと物足りないという人には、こちらがおすすめ。
炭酸水やブラックコーヒーなど、無糖の飲み物は、最初は味気ない印象を受けると思うが、飲み続けることで、混じりけのないクリアな味わいの良さもわかってくると思うので、糖質制限の第1歩として「飲み物を無糖にする」ことから初めてみよう!
カナダドライ「ザ・タンサン・ストロング」
コンビニで税込100円前後
ちょっと、ラベルデザインに気合いが入りすぎたか……という印象。
ロングセラー商品てシンプルかつ洗練されたラベルが多いんだよね。
味が洗練されているだけに少し残念……。
ほぼ炭酸と水だけなので、栄養成分表示もほとんどがゼログラム。
最初は味気ないと思うだろうが、ダイエット中に炭酸の刺激がほしくなったときは、無糖の炭酸水を選んでほしい。
カナダドライ「ザ・タンサン・レモン」
コンビニで税込100円前後
国産レモンエキスを使ったレモンフレーバーは、強炭酸の刺激とスッキリとしたレモンの味わいが心地いい。
もちろん糖質ゼロなので、味がないと物足りない場合はこちらを選ぼう。
ウィルキンソン「タンサン」
コンビニで税込100円前後
炭酸水市場でトップシェアの定番商品。
こちらも炭酸が強めで喉ごしがいい。
1904年から販売されているロングセラーでありながら、ここ数年で販売数が急上昇している。
太田日向(おおたひなた)
食生活の8割がコンビニという40代独身オヤジ。標準体重12キロオーバーのメタボ体型から、約1年で14キロのダイエットに成功。太りにくい体にしようと、調子に乗って筋トレも開始。筋トレに効くコンビニ食も探している。
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