とにかく多いのである。
はす向かいにはインドカリーで有名な『中村屋』があり、裏手を左に行けば、
『はやしや』や『アカシア』、右手に行けばカツカレーが美味しい老舗とんかつ屋の『王ろじ』、そして足元の地下街に降りれば、野菜をたっぷり使う『CLOVER』やシャバシャバカレーの『モンスナック』などなど。
本を読みながら食事ができるからなのか、『紀伊國屋書店』周辺には本当にカレーの美味しい店が揃う。
中でも個性的な味を求めるのなら、『王ろじ』近くの『ガンジー』と地下街の『珈穂音(カポネ)』はどうだろう。
「ガンジー」は欧風カレーながらスパイスが際立つキリリとした辛さという、ここにしかない味わい。
また驚くべきは福神漬けとの相性で、甘すぎない福神漬けが、カレーに奥行きを与え、辛さと爽やかさをグッと引き立てる。
まさに名脇役。
定食&居酒屋である「珈穂音(かぽね)」の「ドライカレー」は鶏肉、ピーマン、玉ねぎがほどよく入る、家庭的で懐かしさを感じさせるひと品。
定食屋なこともあり、味噌汁が付いてくるのもいい。
本を片手にカレー屋を巡り、自身の好みのカレーを見つけ出してみてはいかが。
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