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人間とは実にわがままなもので、諭吉さんが軽く飛んでいくことも多い天然うなぎとはいえ、できるだけ安く味わえる店はないものかと、つい欲深くなる。そこでこの店。

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※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ではありますが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しております。

鰻専門店 うな菊(最寄駅:庚申塚駅)

都内でこの値段? 予約注文限定の“天然シャコうなぎ”
1本1本手作業で小骨を抜く「骨抜き鰻」が名物だが、実は天然を5000円の価格帯から出す。都内ではそうそうない安さだろう。15年ほど前から、客の要望を受けて予約注文があれば入荷するようになった。多いのは岡山・児島湾産。甲殻類のアナジャコなどを餌にする“シャコうなぎ”とも呼ばれるもので、店主の中野さん曰く「いい餌を食べてるから身の味も良くなる」そうだ。 早速うな重をいただくと、肉厚の身は凝縮した旨み。脂はしつこくなく、皮もとろっと柔らかい。天然ならではの滋味深い風味をガツンと感じる味だ。ただし! 相手は自然界の生き物。昨今は漁獲も減少しているため、この味にありつけるのは予約後に入荷を待つ時間と心の余裕も必要となる。あ、もちろんそれなりの懐の余裕も、です。

天然鰻(大)うな重

7000円(要予約)

まず予約し、入荷の見込みがあれば店から連絡が来て、来店のタイミングを相談するシステム。提供は5月~11月ぐらいまで。身はしっかり厚く、力強い旨みと独特の野性味だ。山椒は鶯色が目を引く香り高い和歌山産。実に風味がいい

蒲焼「松」(骨抜き鰻)

2800円

「骨抜き鰻」は1匹の作業に30分ほどかかるため、注文は原則予約。毛抜きで丁寧に小骨を取り除くと口当たりが良くとろとろとした食感になるという。この日は鹿児島産のうなぎ。骨抜きをしない普通のうなぎもある

骨センベイ

300円

カラリと揚がった骨センベイは香ばしくて酒のつまみに合う

お店からの一言

店主 中野廣美さん

「天然と養殖を食べ比べてみると、その違いがよく分かりますよ」

鰻専門店 うな菊の店舗情報

[住所]東京都豊島区西巣鴨3-1-2 [TEL]03-3915-3305 [営業時間]11時~19時 ※ランチタイム有 [休日]無休 [席]全14席/全席禁煙/予約可(骨抜き鰻の注文は要予約)/カード可/サ・お通し代なし [交通アクセス]都電荒川線庚申塚駅から徒歩1分

電話番号 03-3915-3305

撮影/鵜澤昭彦 取材/肥田木奈々

2020年10月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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