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※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ではありますが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しております。

醤油蕎麦1100円
2022年1月からモデルチェンジ。シンプルな構成でスープと麺の旨さを強調する。北海道産の中力粉「春よ恋 生一本」で打つ自家製麺は香りも味も濃く、力強い醤油感のスープの中でも存在感を放つ

キレ、コク、香り再仕込み醤油を軸にした原点回帰の1杯

神保町の行列店が今月から新たな挑戦に打って出た。それがご覧の「醤油蕎麦」。それまでのポルチーニや牡蠣のペーストをあしらった現代的な味わいから一転、原点回帰をテーマに、シンプルな構成へとリニューアルした。

きっかけとなったのは、店主が昨年出合った小豆島の老舗「ヤマロク」の再仕込み醤油だという。圧倒的なコクと香りに惚れ込んで、それを軸に組み立てた。

焼豚塩蕎麦1400円
塩によって地鶏のダシ感を引き立たせた一杯。整然と折りたたまれた豚肩ロースの大判チャーシューの旨さも光る。丼の両端に乗せたポルチーニと牡蠣のペーストが食べ進むうちに混じり合い、香りと味わいがひと箸ごとに変化する

スープを飲めば、目の覚めるような重厚かつキレのある醤油の風味が膨らんで、熊本地鶏「天草大王」のダシが品良くそれを支えている。

小麦の表皮ごと挽いて、毎朝店の工房で打つ自家製の細ストレート麺はコシも強くすすり心地も抜群。塩と醤油、いずれのスープにも調和する

自家製麺の歯切れのいい爽快なコシもなんとも粋だ。いぶし銀の風格漂うその1杯に、すするそばから舌と心が高揚する。

旨さのポイント
店の味を支える屋台骨
国内最大級の地鶏「天草大王」をメインとしたスープは、芯の通った力強い旨みがある。これが醤油、塩、限定などすべてのラーメンの骨組みとなって、店の味を支えている

『神保町 黒須』の店舗情報

『神保町 黒須』

[住所]東京都千代田区神田神保町3-1-19 [TEL]非公開 [営業時間]11時~15時 [定休日]日(祝は不定休) [交通]地下鉄半蔵門線ほか神保町駅A1出口から徒歩2分

撮影/西﨑進也  取材/菜々山いく子

2022年2月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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