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カレーライスは専門店だけにあらず。喫茶店にも、蕎麦屋にも、店によってはラーメン屋でも、美味しいひと皿があります。しかも、メインメニューに負けない存在感を発揮しているのです。そんな、カレー“も”美味しい店をご紹介します。

喫茶店

『茶房 武蔵野文庫』@吉祥寺

・カレーセット(1300円)
ほろ苦さがクセになる。セットはコーヒーまたは紅茶かヨーグルトを選択。ブレンドは少々酸味があるタイプ

受け継がれた伝統のカレーは、ビターな味がヤミツキに

足を踏み入れると鼻腔に飛び込むスパイシーな香りに心ときめく。
客の7割が頼むというカレーは、1984年に35年の歴史を閉じた早稲田の名店『茶房早稲田文庫』から受け継いだ、
ここだけの品

キツネ色になるまで焼いた小麦粉と飴色玉ネギなどに、ナツメグやクローブ、シナモンといったスパイスを合わせたルウが味の肝。鶏ガラや野菜でじっくりとったスープで毎日伸ばす。

焙煎したような深みとキリッとした辛さに、ゴロリと大きなジャガイモと鶏ムネ肉が存在感を放つカレーだ。

・クリームソーダ(750円)
可愛らしい色みはレモンシロップで出している

・レモンケーキ(450円)
手作りのパウンドケーキにレモン汁の酸味と生クリームの甘みが抜群の相性

『茶房 武蔵野文庫』
趣ある店内には井伏鱒二の書などが展示

[住所]東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-4 吉祥寺井野ビル102
[電話]0422-22-9107
[営業時間]10時〜21時(20時半LO)
[休日]月・火
[交通]JR中央線ほか吉祥寺駅北口から徒歩6分

『喫茶ランドリー』@森下

・喫ラのカレーライス(900円)
マンゴーチャツネと赤ワインを多用し、隠し味にオイスターソースを使用

スパイスが華やかに開く野菜カレーは満足度高し

無水調理で作られたカレーは、野菜の食感がしっかりと残り、食べ応え十分。
スパイスはカルダモンやクミン、コリアンダーをメインに豚挽き肉としっかり炒め、爽やかな香りと辛みを引き出す

スパイシーなのにあと引く旨さは、玉ネギやズッキーニ、シメジなど10種以上入った野菜たちが大きく貢献。
ナスのとろりとした舌触りやレンコンのシャキッとした食感のコントラストも愉快だ。

お米は生産者から直接仕入れる、こだわりの「あきたこまち」を使用。

なお、辛さが苦手な方も安心のビーフカレーもある。

(手前)・チーズケーキ(450円)
(奥)・コーヒー(450円)
てんさい糖などで仕上げた、やさしい甘さのデザートも好評。チーズケーキは濃厚で、エアロプレスで淹れたコーヒーと相性良し 

『喫茶ランドリー』
「どんなひとにも自由なくつろぎ」がコンセプトの独特な空間

[住所]東京都墨田区千歳2-6-9 イマケンビル1階
[電話]なし
[営業時間]11時〜18時LO
[休日]無休
[交通]都営大江戸線ほか森下駅A2出口から徒歩5分

『コーヒー&スナック シーザー』@溜池山王

・ポークカレー ドリンク付き(980円)
ランチでは、日替わりで様々なおかずがのる。有機焙煎豆を使ったコーヒーは、甘みも感じるスッキリさ

どっしりとした濃厚さでクセになる真っ黒コク旨カレー

約50年に渡り地下街で愛され続けるカレーは時代と共に変化。
以前のルウはサラッとしていたが、時代の要請に応えてどっしり濃厚なものに。

現在は大量の牛バラ肉と豚バラの脂を入れて10時間ほど煮込んだコクたっぷりのルウを使い、
ヒジキと少々のカラメルにより真っ黒に仕上げている。

ご飯と共にパクリといただけば「甘い?ん、辛い?いや旨いぞ!」と印象が次々に移り変わっていく。
中毒性の高い美味しさに常連はもちろん、リピーター続出の名物となっている。

・ナポリタン(980円)
生クリームを煮詰めコクを出している

(奥)・ミックスジュース(650円)
(手前)・チョコレートケーキ(550円)
ケーキも濃厚。ジュースにはミカンとパイン、黄桃を使用 

『コーヒー&スナック シーザー』
懐かしさを感じるような落ち着く店内

[住所]東京都港区赤坂2-3-6 コマツビル地下1階
[電話]03-3584-6426
[営業時間]9時~23時(20時半LO)
[休日]土・日
[交通]地下鉄銀座線ほか溜池山王駅9出口から徒歩1分

『アンクルJr』@大井町

・特製ポークカレー 日替わり(900円※写真はサラダ、ドリンクとセットで1000円)
カレーは日替わりで、ポーク以外にビーフやチキン、キーマなどが登場する

食べ手の頬を緩ませる、1週間かけて仕上げる自慢のカレー

明るく清潔で、午後になると喫茶を楽しむ常連でにぎわう。
しかし、みんなが口にするのはコーヒーではなく、カレーライス、というのが同店だ。

同じようにカレーを頼み、ひと口頬張ってみる。

ベースのスープを作り、ひと晩寝かせ、肉と合わせまた寝かせ…と、1週間かけて仕上げています」(オーナーの紳二さん)というそれは、旨みとコク、おだやかな辛さが絶妙のバランスで混じり合い、口の中で香りとともに広がっていく

「みなさん、大正解!」大きく頷くこと必至の美味しさだ。

・特製タコライス(950円)
挽き肉たっぷりの自家製タコミートがのり、食べ応えある一品

・フォンダンショコラ ドリンク付き(700円)
コーヒーは安くて美味と地元では評判の味。ケーキは数種ある

[住所]東京都品川区二葉1-19-1
[電話]03-5702-5441
[営業時間]11時~21時(20時LO)
[休日]日・祝
[交通]JR京浜東北線ほか大井町駅A2出口から徒歩5分

蕎麦屋

『しなのや』@吉祥寺

・カツカレーライス(950円)
具沢山のルウに大きなカツ、スパイシーさに汗をかきながらもパクパク食べ進めるほどにシアワセ

ほっとする旨さ、なかなかのスパイシーさが絶妙に合体!

とろりとしたカレーをスプーンですくってパクリとやると、けっこう辛め。なかなかにスパイシー。
かといって辛いばかりではなく、ごろっとジャガイモがいて、マッシュルームやニンジンもやさしく煮込まれていて、
ほっとするような旨さ

聞けば「カツオダシと鶏ガラを合わせたスープがベース」と言い、なるほど丁寧さと研究熱心さが伝わってくる。
揚げたてのカツもカラッといい香りで柔らか、肉厚。カレーと絡むともうスプーンは止まらない。

必ず頼むファンがいるというのも大いに納得。

・天ぷらそば並(900円)
よく締まった細切りの蕎麦に、透き通ってダシの香りが心地よく上がるつゆが絡む。エビ天はぷりっぷり 

(手前)・アジフライ(700円)
(奥)・ビール(550円)
定食メニューおかずのみで一杯もあり。アジは肉厚でカリッと揚っている

[住所]東京都武蔵野市吉祥寺南町2-20-4
[電話]0422-46-2262
[営業時間]11時~21時
[休日]日
[交通]JR中央線ほか吉祥寺駅北口から徒歩10分、京王井の頭線井の頭公園駅から徒歩6分

ラーメン店

『あさひ町内会』@板橋区役所前

・カレーライス(600円)
じっくりと炒めた玉ネギが溶け込む。ご飯は「あきたこまち」をふっくら柔らかめに炊き上げる

柔らかチャーシューがたっぷり!味噌の旨みにホッとする

チャーシューを作る際に出たコマ肉がたっぷり入る。

味噌ラーメンの人気店らしく、独自でブレンドした味噌を鍋肌に焼き付け香ばしさを出したスープを隠し味に使っている
オリジナルの香辛料をスパイスとしているが、子どもにも人気のやさしい味に仕上げる。

当日と前日に作ったカレーを合わせ、1日目のフレッシュさと2日目のコク深さのいいとこ取りなのもミソ。

・味噌らーめん(850円)
味噌の旨みが詰まった看板メニュー

[住所]東京都板橋区板橋3-5-1 リビオタワー板橋105
[電話]03-6915-5569
[営業時間]11時〜15時、17時〜21時LO
[休日]月※祝の場合は営業
[交通]都営三田線板橋区役所前駅A2出口から徒歩4分

『Heart Restaurant 安ざわ家』@上板橋

・安ざわ家のカレー(800円)
チャーシューがドンとのる

玉ネギの隠しきれない存在感と甘・辛・酸のバランスが絶妙

ルウの約半分を占める玉ネギの甘み、ガラムマサラを使用したスパイスの刺激、トマトの酸味が見事に調和
牛スジの美味しさを凝縮させた鶏ガラスープで旨みもしっかり。
さらには、ガーリックチップとフライドオニオンの食感も相まって、スプーンがぐんぐん進む。

ご飯は新潟生まれの店主こだわりの「コシヒカリ」。地元から仕入れており、美味しさも格別だ。

・Gingerらーめん(800円)
キリリとした醤油の風味と生姜の爽やかさが魅力の長岡ラーメン。特注の麺はなめらかな舌触り 

[住所]東京都板橋区上板橋3-20-8 MODEビル1階
[電話]03-6906-4733
[営業時間]11時半〜14時半LO、18時〜20時半LO※土・日・祝の夜は17時〜、水11時〜15時LO
[休日]木
[交通]東武東上線上板橋駅北口から徒歩6分

撮影/石井明和、西﨑進也(シーザー)、大西尚明(アンクルJr)、鵜澤昭彦(しなのや)
取材/市村幸妙、池田一郎(しなのや)、編集部(アンクルJr)
※店のデータは、2021年6月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

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この記事のライター

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