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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・中野新橋にあるうなぎ店『鰻 すが原』です。

※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しています。

すべては最高のうなぎを供するため、筋の通った信念を貫く

耳を疑ったのは「うちは2時間かけてうなぎを蒸すんです」という2代目のお言葉。これまで特集のたびに何人もの職人さんを取材してきたが、初めて聞いた長さだ。「余分な脂を落とすことで本来の旨みが出る。でも身崩れしやすいから串を7~10本も打つんですよ」。端正に串打ちされたうなぎを宝物でも扱うように両手で丁寧に、備長炭で焼く。

うな重「は」 4620円

『鰻 すが原』うな重「は」 4620円 蓋を開けるとほんのり山椒の香り。うなぎの風味と相まって食欲が増す。脂っこいうなぎを食べた後に感じやすい胃もたれがない。事前に言えば山椒を振らずに提供も。うなぎは国内産を仕入れており、全5種あるうな重はすべて1匹分で目方違い。それぞれの風味と厚みを楽しめる。商社から脱サラで家業を継いだ2代目と息子さんの3代目で店を守る

そのうな重を食べて合点がいった。変に脂っこくない。旨みが上品。ふわふわ。ナニこれ!ははあ~とひれ伏してしまったのである。基本的にあらかじめ山椒を適宜振ってから供するのは、うなぎの風味と山椒の香りが相まった最高の塩梅で食べてほしいから。

ちなみに白焼きを出さないのは養殖物には合わないと独自に判断したからだそう。それらは先代が磨いた技と教え。ブレない信念がかっこいいねえ。

『鰻 すが原』

[住所]東京都中野区本町3-14-19
[電話]03-3372-7066
[営業時間]11時~14時(13時半LO)、17時~20時半(20時LO・うなぎが無くなり次第終了)
[休日]水曜日
[交通]地下鉄丸ノ内線中野新橋駅から徒歩5分

撮影/貝塚隆、取材/肥田木奈々

※2022年8月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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