あずきで60年。井村屋が新たな市場開拓を目指す新商品
今年2022年で発売60周年を迎えた「ゆであずき」をはじめ、あずきといえば名が上がる「井村屋」。
チョコレートをはじめ、近年のお酒を使ったスイーツの人気に着目。手軽にお酒とあんこを楽しめる商品として開発されたのが、「ラム酒香るあんこ」「日本酒香るあんこ」。
「ラム酒香るあんこ」は、ジャマイカ産のダークラム「マイヤーズラム」と「ラムレーズンミンチ」を使用。アルコール分0.5%未満だ。
「日本酒香るあんこ」は、なんと井村屋が自社製造している「福和蔵 純米吟醸」のお酒と酒粕を使用。こちらはアルコール分0.8%未満だ。
パッケージには「そのまま食べる」と書かれていて、スプーンにのせてペロッと食べるスタイル。さて、その通りにそれぞれパクッ。
「ラム酒香るあんこ」は、あんこの甘さのあとに、ラムの甘い香りがやってくる。あんこながら、洋菓子を思わせる後口。
続いて、「日本酒香るあんこ」。これは食べた瞬間から日本酒感が強い。酒粕の甘さが際立って、あんこらしさがラム酒より弱い。
いずれもあずきの粒が残っていて、このままつまみとしてもいける。いずれも、あんこを少量口に含みつつ、日本酒で流し込むのも悪くない。甘みがスーッと流れていき、口中をきれいにしてくれる。
ウイスキーでも試したが、度数の高いものだったからか「ラム酒香るあんこ」はウイスキーが勝ってしまって存在感がなくなる。「日本酒香るあんこ」は酒粕の強い甘みを流していき、日本酒と合わせたときと同じような結果に。
さて、カップに残っているあんこ(内容量は76g)をこのまま食べるだけでは面白くない。ちょっとアレンジをして食べてみよう。