日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★★☆☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:ジャバラ
よくある間違い:ジャフツ
数年前に花粉症に効くと話題となり、一気に全国区となったかんきつ類が「ジャバラ」です。もともとは、和歌山の北山村にしか自生していなかった希少なかんきつ類です。
ユズの仲間で、見た目も似ていますが、ユズよりも酸味はかなり強めで、ほんのりとした苦みがあることが特徴です。北山村では古くから食酢の代用品として使用されていました。
近年では、北山村以外の地域でも栽培されていますが、「じゃばら」、「JABARA」、「邪払」は、北山村によって商標登録されています。
ジャバラに含まれるナリルチンという苦み成分はフラボノイドの一種で、抗アレルギー成分として知られています。グレープフルーツや伊予柑、みかんなどにも含まれていますが、ジャバラは他のかんきつ類と比較して6~10倍も豊富に含まれています。それが花粉症に効くと言われている所以なのです。
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