日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★★★☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:かんずり
かんずりは新潟県妙高市(旧新井市)に伝わる伝統の辛味噌の発酵調味料です。1年でもっとも寒い日に仕込まれることから「寒造里」という漢字が当てられました。
材料は、地場産の唐辛子、米糀、柚子、塩で、仕込みは、大寒(1月20日前後)に行われます。大寒に、塩漬けにした唐辛子を雪の上にさらして天日干しにする「寒ざらし」が行われ、その後、米糀と柚子、塩を混ぜて3年間熟成・発酵させれば完成です。
昔は、妙高市一帯では各家庭でお手製のかんずりが作られていたとのこと。
妙高市一帯は全国でも有数の豪雪地帯のため、厳しい寒さのなかで体を温めるためにかんずりを食べていたといわれています。
かんずりはいまや全国区の調味料となり、スーパーなどでも手軽に購入できるようになっています。
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